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IKさんがまだちゃぶ台をひっくり返していた頃のことだ。

あまりにもヒマだったからだろう。


「足の悪いM木さんの処方箋をご自宅まで

取りに行ってあげたら?」


患者さんの期待する以上のサービスってやつだ。


というわけでM木さんご夫妻の処方箋は

電話をいただき、処方箋を取りに行き、

薬を届けるスタイルとなった。


IKさんがいた時はいい。

IKさんがちゃぶ台をひっくり返さなくてもよくなってからは私と医療事務さんの2人だ。


ヒマとはいえいつ患者さんが処方箋を持ってくるかわからないので、M木さんのお宅へは昼休みに取りに行き、営業が終わってから届けることになってしまった。


薬局の営業時間は8時から午後6時半

昼休みが2時間半の計算。


M木さんの処方箋が来た時は12時間勤務になる。

しかも残業代はなしえーん

見て見ぬふりをする社長とIKさん。


まあ毎日でなければいいかと諦めていたのだが、

M木さんのご要望がエスカレートする。

処方箋がないときも呼びつけ、

残薬を整理するのはまあいいとして、

買い物を頼まれたのは流石に違うだろうと思った。


そのうちにM木さんご夫妻以外にもお薬を届ける人の人数が増えてきた。

この方達はちゃんと介護保険も使った介護サービスとして報酬をいただいていたので

仕事として請け負っていたので問題はない。

いや、サービス残業が増えたから問題ありだショボーン


そのため、IKさんが様子を見にきた時に

M木さんのお宅へ行くようにしていた。


そうしたら、M木さんのケアマネジャーから電話がかかってきた。

クレームの電話だ。

要はM木さんがきて欲しい時間に行けなかっただけなのだが、

ケアマネジャーに私は


「私は通常1人で薬局を回しています。

そちらのヘルパーさんみたいに介護サービスに含まれていませんし、無報酬でやっているんです。

ご不満なら別の薬局にお願いしてください」


とブチ切れたのだった。


それを見たIKさんはなぜかM木さんの肩を持ち、

今まで通りに昼休みと営業時間が終了してから行くように指示された。


IKさんのことを嫌いになり始めた一瞬だった。


本日もおつきあいくださり、

ありがとうございました😊




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