桜がちらほら咲き始めた頃、4年間お世話になったこの学舎を卒業する。
最後にゆうちゃんに会ったのは数ヶ月前。
研究室が別でお互い忙しいかった私達はなかなか会えないまま卒業式を迎えた。
正直式に出るのは面倒くさかったが、ゆうちゃんの可愛い袴姿を拝めるという神イベントに私が参加しない訳がない。
向井地「なぁちゃん久しぶり〜!元気だった?」
岡田「久しぶり!元気だったよ〜。」
久しぶりに会った友達と挨拶を交わすが、私の視線はゆうちゃんを探している。
何色の着物を着て来るかは聞いていないため、記憶の中にある後ろ姿だけが頼りだ。
岡田「あ、」
会場全体を見渡すと、人混みに埋もれつつも他の人とは違うオーラを放っている子がいた。
あれは絶対ゆうちゃんだ。
私が憧れ、ずっと追いかけ続けた背中。
村山「あ、なぁちゃん!」
私の気配を感じたのか、声をかける前に振り向いたゆうちゃん。
村山「着物すごく可愛いね。似合ってる!」
まずは何よりも先に人を褒める。
そういう性格に私は惚れたのだろう。
岡田「ゆうちゃんもすごく可愛い。というか綺麗。」
村山「そぉ?ありがとう笑」
恥ずかしそうに照れながらもありがとうと言うゆうちゃん。
この可愛い笑顔を見れるのも今日が最後。
私はその可愛くて美しいゆうちゃんの笑顔を式が始まる直前まで眺めていた。
村山「終わったね。」
岡田「そうだね…。」
卒業式が終わり、みんなが帰る準備を進めている中、私達は教室の後ろの方で手を繋いで座っていた。
ゆうちゃんと話せるのはこれが最後。
村山「4月から頑張ってね。でも無理しちゃだめだよ?身体を大切に。」
岡田「ありがと。でも自信ないんだよね。」
村山「なぁちゃんなら大丈夫。しんどくなったらいつでも連絡しておいで。いくらでも話聞くからね。」
4月からは別々の場所で働く私達。
ゆうちゃんのいない所でやっていける自信はない。
でもすぐには会えなくても味方でいてくれることは間違いない。
岡田「ねぇ、ゆうちゃん。」
村山「ん?なに?」
岡田「いや、なんでもない。」
村山「なにそれ〜笑」
本当は言いたかったけど、この場で言うようなことではないと思った私は言葉を飲み込み、心にそっと蓋をした。
岡田「ゆうちゃんも頑張ってね。サヨナラ、またいつか。」
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どうも、ぽんです。
短いですが久しぶりのゆうなぁで書いてみました。
実はこれ半分フィクションで半分ノンフィクションって感じの話になってるんですけど、どこがフィクションなのかは皆さんの想像にお任せします笑
そして、なぁちゃんがゆうちゃんに伝えたかったこともあえて書かないので皆さんの想像にお任せします笑
あと1作品ぐらいかな?
多分最後に出そうと思ってる楽曲小説が何話か分けて出すので恐らく次回が休載前最後になると思います。
楽しみにしててな〜笑
では、あじゃじゃした!!