璃花side
私達は今日、リアミで京都に来ている。
昨日は、いつも頑張っているご褒美にと、みんなで京都観光をさせてもらえた。
清水寺や京都の古い街並みを楽しんだり、美味しいご飯を食べたりと楽しむことができた。
でも私の心はなんかモヤモヤ。
新幹線や移動のバス、ご飯屋さんの席など常に私の隣には美青ちゃんが座っているのに、ずっと私ではなく他のメンバーと喋っている。
束縛とかあまりしたくないけど、流石に彼女なのにほったらかしにしすぎてると悲しいよ?
いや、私が好き好きうるさすぎて嫌われちゃったのかな…。
向井「そんな暗い顔してどしたの?」
石森「ん?いや、なんでもないよ。Buddiesのみなさんと何話そうかな〜って考えてただけ。」
向井「なんだ〜。よかった!あ、美青ー!一緒にケータリング見に行こ!!」
的野「え、いいよ笑。美味しいのあるかな。」
ねぇ、普通は一緒に行こう的なこと言ってくれるんじゃないの?
はぁ…やっぱり嫌われちゃったのかな…。
守屋「どうしたの?」
石森「麗奈さん…グスッ」
守屋「え、ちょっ、どした?!」
石森「嫌われちゃったかもしれないです…。」
守屋「あー、美青ちゃんに?」
麗奈さんには美青ちゃんと付き合う前から恋愛相談をしていたため、メンバーで唯一私と美青ちゃんの関係を知っている。
石森「昨日もずっと他の子と話してて…。」
守屋「うーん、理由がわからないからなんとも言えないなぁ。でも美青ちゃんなりに理由があるんじゃない?」
石森「そう…ですかね…。」
守屋「夏鈴ちゃんも最初の頃は私のことほったらかしてたり楽屋で距離取られてたりしたけどちゃんと理由はあったみたいだからさ。きっと美青ちゃんも何かしら…」
的野「璃花…?」
最悪…。
1番見られたくない人に泣いているところを見られてしまった。
的野「なんで泣いてるの?どこか痛い?嫌なことされた?大丈夫?」
石森「なんでもないから!!」
なんで話したいときにいないくせに、こういうときに限って現れるんだろう。
守屋「璃花ちゃん落ち着いて?ちゃんと話し合ってみよ?」
石森「やだ…振られたくない…。」
的野「え、なんでそういう話になってるんですか…?」
守屋「美青ちゃん、最近璃花ちゃんとお話しした?」
的野「あまり…」
守屋「じゃあちゃんと2人で話し合いなさい。」
そう言い、どこかへ行ってしまった麗奈さん。
残された私達の間には気まずい空気が流れる。
的野「えっと…振られたくないというのは…」
石森「だって最近全然お話ししてくれないじゃん。昨日もずっと純葉ちゃんとか美羽ちゃんと話してたし…。もう私はいらないんでしょ?」
的野「違う!その…最近構えてなかったのは謝るけど、璃花が嫌いになったとかではないの。」
石森「じゃあなんで?」
的野「正直言うと、璃花と話してるとずっと心臓バックバクだし、誰よりも楽しい。でも璃花が付き合ってること誰にも言いたくないって言ってたから…。くっつきすぎない方がいいかなって思って…。」
石森「確かにそう言ったけど…。もっと構ってよ!お話ししてよ!甘えに来てよ!私は美青ちゃんがいないとダメなの!大好きなの!!」
的野「こ、声大きいよ。」
気づけば私達の周りにはメンバーが集まってきていた。
武元「公開告白?笑」
松田「唯衣ちゃんちょっとお口チャック。」
的野「私だって璃花のこと大好きだよ。でも周りのこと考えたら中々くっつけなくて…。ごめん。でも璃花が嫌じゃないならこれからはずっと隣にいるから、振られるかもなんて考えないで?」
石森「ほんとに…?沢山お話ししてくれる?」
的野「もちろん。ごめんね、不安にさせちゃって。」
そう言って私のことを抱きしめてくれた美青ちゃん。
今までは周りの目を気にしてたけど、これからは気にしないようにしよう。
的野「あのー、この状況見たら大体わかるとは思いますが、私と璃花は付き合ってますので。」
向井「そんなん知っとるわ!笑」
石森「え?」
松田「ごめん、多分みんな知ってる笑」
的野「え?ん?え?」
武元「知られてないと思ってるの当事者だけやで笑」
え、全員知ってたの?!
的野「じゃあ遠慮することないか。」
石森「え…?」
的野「璃花、大好きだよ。愛してる。」
「「フ〜!!」」
それ以来、美青ちゃんは楽屋でもプライベートでも常に隣にいてくれるようになった。
特に何もなくても手を握ってくれたり、頭を撫でてくれたり、沢山お喋りしたり。
公開告白された時の写真が美青ちゃんのトークやブログに載っていたのを知ったときはちょっとびっくりしたけど笑。
事あるごとに、私の璃花だとアピールしてくれるのがとても嬉しかった。