今日は付き合ってから初めてひかるちゃんが家に泊まりにくる。
きっかけは数日前。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
森田「由依さーん!」
小林「どうしたの?」
森田「今週の土曜日空いてますか?」
小林「空いてるよ。どっか行く?」
森田「え、良いんですか?」
小林「いいよ。ひかるちゃんもそのつもりで聞いてきたんでしょ?」
森田「まあ…。」
小林「私さ、金曜日も休みだからひかるちゃんの仕事が終わったら家こない?」
森田「ぜひ!」
小林「じゃあ金曜日泊まって、次の日遊ぶかんじにしよ。」
森田「やったー!楽しみにしてますね!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、いうかんじだ。
仕事の合間に何度か連絡をしてくれていたけど、やっぱり実際に合わないと寂しい。
ひかるちゃんが来るまであと1時間程。
私はソファーに寝っ転がった。
??「…さん、由依さん!」
小林「ん?誰?」
森田「誰じゃないですよ。インターホン鳴らしたのに出てきてくれないから合鍵使いましたよ。」
私は知らないうちに寝ていたらしい。
小林「ごめん、寝てた。」
森田「由依さんって寝顔も可愛いですね。」
小林「か、可愛いくないし…。」
森田「私は照れてる由依さんも好きですけどね。」
小林「もう…。」
時刻は夜の8時。
それぞれ晩ご飯は食べ終わっているから特にすることはない。
小林「明日どこ行きたい?」
森田「私は由依さんと一緒にいれるだけで幸せなのでどこでも良いです。」
小林「嬉しい。じゃあさ、ここ行かない?」
私は2枚のチケットをひかるちゃんに見せた。
森田「私、この水族館行ってみたかったんです!」
小林「よかった。私と一緒に行ってくれますか?」
森田「もちろんです!」
私は世界で一番可愛い子を思いっきり抱きしめた。
森田「由依さん、…苦しい。」
小林「ごめん、ひかるちゃんが可愛いからつい。」
森田「由依さん。」
小林「ん?」
チュッ!
ん?
何が起こった?
まさか、ひかるちゃんにキスされた?
森田「由依さんが可愛いからつい…。」
いや、こいつ可愛い過ぎだろ。
森田「嫌でしたか?」
小林「嬉しい。」
私達は付き合って半年ぐらい経つけど、キスをしたのは初めてだった。
小林「キスって恥ずかしいね。」
森田「そうですね。」
小林「なんか暑くなってきちゃった。お風呂入ろ。」
森田「お先にどうぞ。」
そういえば、一緒にお風呂に入ったこともない。
タイミング的に今しかないよね。
私は勇気を出してひかるちゃんに言った。
小林「あのさ…、嫌じゃなければ一緒に入らない?」
ああ、やっぱり引かれたか。
ひかるちゃんはポカンとした顔になってしまった。
小林「あ、いや、ごめん。なんでもない。じゃあ先に入ってくるね。」
森田「待って!」
ひかるちゃんが私の袖を掴んできた。
森田「私、嫌なんて言ってませんよ。むしろずっと我慢してましたし。」
小林「えっ…。」
森田「由依さんに引かれたりするのが怖くて言えなかったんです。」
小林「ごめん。」
森田「だから、一緒に入りましょ?」
ひかるちゃんは、私の知らないうちに大人になっていた。
付き合いたての頃はいい意味でクソガキだったし、甘えっ子の妹キャラだった。
なのに今はひかるちゃんの方が先を歩いてくれている。
だから、今なら言えるかな。
小林「ひかる、」
今までは恥ずかしくて素直に言えなかった言葉。
それは、
小林「愛してる。」
森田「私もです。」
私とひかるちゃんはお互いをしっかりと抱きしめた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
どうも、ぽんです。
久しぶりの短編でしたがどうでしたか?
コメントで感想を教えていただけると嬉しいです。
ちなみに、この小説の裏を書こうか迷っています。
みなさんの意見を聞かせてください。
何人か読みたい方がいれば書きますので、コメント欄で教えてください。
話が変わりますが、少し前に「破壊と再生」という小説を出したのを覚えていますか?
(1人でもいたら嬉しい。)
その後編ですが、データが飛んでしまったので書き直しています。
なのでもう少しお待ち下さい。
リクエストもできるだけ早く出せるように頑張ります。
では、また!