また、米国の大学も現在は教育も強いのですが、ビジネス面というサイドも非常に強くなってきています。
Tuitionも大体年5%。早いところでは年10%も上がっている大学もあります。
今年1年200万円なら、来年は学費が240万円に上がっているのです。ちょいと考えられない上昇値です。
現在の日本の状況で、大学4年分+語学学校分の学費を捻出する事は、中々苦難な事です。
◆借金に頼ると
「借金をしてでもアメリカの大学に留学をしたい」
そんな声が手元に届きます。
私は、留学費用を借金で賄う学生さんのサポートは、絶対に行いません。
依頼主が貧乏っぽくて報酬が受けられなくなるからではありません。
借金は最低最悪なんです。
金銭感覚を麻痺させてしまう、最低最悪のお金のやり取りだからです。
例えば学生さんあなたが200万円の借金をすると
Asset | Liability |
200万円 | 200万円 |
説明すると、手元に200万円のキャッシュがあり、さらに200万円の借金があるという意味になります。
会計では、借金をして手に入ったお金でも、資産の欄に表記されます。
借金をしたお金なのに、あなたの資産です。
ここで、脳がトリックを仕掛けてきます。
頭の中では「200万円の借金」ちゅーことは分かっています。
ですが
手元には200万円の札束があるんです。手元にお金があると、この200万円は借金なのに自分で自由に使えるお金だと、意識的にも無意識的にもそう思ってしまいます。
他人のお金なのに、感覚的に自分のお金と考えてしまいます。
そして
この一瞬の所有欲を味わい、さらに目の前にあった金銭的な問題を借金で解決してしまう事を味わい、のちの人生をまた借金で乗り越えるという考え方が頭をよぎると思いませんか?
「借金は返せばよい」
そういいますが、何かが起こってからでは遅いのです。人生の中では予期できぬ問題も起きます。年収300万円で生きて行こうとしたら、政府が厳しい税制改革をせざるを得ないでしょう。そういう人たちが増えたら。
この様な時代、余計な足かせを作らず、身軽に様々な事に対処する必要があります。
借金で短期的な欲望を満たし解決する事は、まさに正しい人生の逆行です。
借金しないと行く事が出来ない留学は、借金をしないで済むようにしてから留学をする。
それが大事です。