当塾では「中学受験」を志す親子をこれまでも多く指導させて頂きましたし、これからも同様の親子について指導させていただくつもりです。
勉強にしろスポーツにしろ、子供が目標に向かって頑張ることは、とても素晴らしいことだと思っています。最終的に事が上手く運ぼうが、そうでなかろうが、目標に向かって頑張った姿勢こそが大切であると、私は考えているのです。
そんな中でも私が少しだけ気になっているのは、令和の世になってもなお下らない「差別意識」をお持ちのご家庭がごく少数ながら存在している、ということです。
「中学受験をする子は「できる子」、しない子は「できない子」」
という「あなたはいつの時代の人?」と感じてしまうような「おかしな感覚」の方がいらっしゃるという事実です。正直なところ、「アホか?」と思ってしまうのです(笑)。
保護者がこのような思考の持ち主である場合、ほぼ確実に子供にも「伝染」します。勉強のできない子を馬鹿にし、スポーツのできない子を蔑むような、ひと言で言えば「嫌な子」に成り下がってしまうのです。「子は親を映す鏡」とはよく言ったものです。幼少期からこのような「差別意識」を植え付けられている子が、どんな大人になっていくのかは、まさに「推して知るべし」ではないでしょうか?
小学生だろうが中学生だろうが、
「ぜひこの学校に入学したい!」
という一心で一所懸命に勉強する姿だけが尊いのであり、だからといって「同じ選択をしなかった人たち」を馬鹿にする権利などあろうはずがないのです。ましてや、そのような誤った考え方を親が窘める訳でもなく、さらに煽り立てるなどという愚行は、私にはにわかには信じられない行為に映るのです。
「勉強ほど大事なものはない!」
などと考え、我が子に押し付けているようであれば、それははっきりと「間違い」だと断言できるのです。そのような「曲がった思考」のために、我が子が学校で「鼻つまみ者」になっている事実を、果たして自覚されているのでしょうか?同じ親として、私ならそんな状況は絶対に看過できないのです。
とある学校に「合格」するために勉強を頑張ること、あるいはもっともっと練習してスポーツが上達すること、およそ子供が目標に向かって頑張る姿は、私にとってはどれも同義であり、決して優劣などありません。私共は「勉強を頑張るお子さんたち」の手助けとなるべく日々微力を尽くしていますが、親としてお子様の「個性」に合わせた「手助け」を、保護者様にはぜひお願いしたいと強く願います。いたずらに子供に「損得勘定」だけを強いるのではなく、どのような手法だとしても、「今を頑張る!」お子様をぜひ応援して頂き、同時に他のお子さんの「頑張り」も認めて頂きたいと切に願います。
それこそが、昨今しきりに喧伝されている、
「価値観の多様性を認める」
ということなのではないでしょうか?私はそう考えます。
頑張りましょう!




