「便利さ」は「諸刃の剣」である。 | エフォートアカデミー塾長日記

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静岡県三島市の学習塾「エフォートアカデミー」のブログです。
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コロナ禍以降、「学校に通えない」という現実に直面し、様々なIT機器を駆使して学習を進めようとする動きが加速しています。な~んにもいいことがなかったコロナ禍において、唯一顕著な進歩が見られたものがあるとすれば、それは教育におけるIT化が進化した(進化せざるを得なかった)という部分なのかもしれません。

 

一方で、学習におけるIT化は、文字通り「諸刃の剣」と断じざるを得ない側面があることも、また確かなのです。

大学生や高校生がレポートを作成する際に、自ら「頭を使って」作成する過程をいとも簡単に放棄し、ChatGPT等々のOpenAIに作業を「丸投げ」するケースが散見されます。私自身もそんな愚かな学生を何人かこの目で見ています。

 

多くの高校生や大学生は、自らの脳ミソをフル回転して、進学や単位取得のために参考資料を読み漁り、かなりの時間と労力を投入してレポートを書き上げています。それでもそのすべてが「立派なレポート」などとは到底言えない代物なのですが、完成に至る「努力の過程」は何よりも尊いものであり、その経験が「知恵」となって「賢く」なっていくはずなのです。

脳ミソをフル回転させて日々努力する学生と、「考える」ことそのものをAIに「丸投げ」する学生との「学力差」は、埋め難いものになっていることでしょう。これが学力の極端な「二極化」を生む要因になっているように感じてしまうのです。

 

「使い方」によっては社会を豊かにしてくれるAIではありますが、その「使い方」によっては大きな社会的不安を誘発する根源となり得るという現実を、私たちはきちんと認識すべきなのかもしれません。少なくともAIという存在が、怠惰でズルい学生のためにあるのではない、ということだけははっきりしているのではないでしょうか?

 

スマホひとつ持っていれば、簡単に「ズル」ができる世の中において、子供が欲するがままスマホなどのIT機器を買い与えるということが、上述のような危険性を孕んでいるという現実を、保護者として肝に銘じておく必要があります。世の中が「便利」になることは実に素晴らしいことではありますが、一方でその「便利さ」を間違った方向で濫用する人間もいるということ、そして分別のつかない子供にとって、それらが堕落に陥るきっかけになってしまう現実から目を背けてはならないのです。

 

「失敗」や「回り道」だって時には必要なのかもしれません。少なくとも「考えるきっかけ」にはなるはずだと、私は考えているのです。

 

頑張りましょう!