当塾の授業は、中学生以上は90分が基本です。途中5~10分程度の休憩をとることもありますが、基本的には90分間の「集中」が求められます。
大学の授業では90分授業が多く、大人であってもある程度の集中力を持続できる時間の限界が「90分」なのかもしれません。
この「集中力」をいかに維持できるかが、学習の効率化を図る鍵と言ってもよいでしょう。
同じ「90分間」でも、極めて有意義な時間を過ごし、他の子の2時間分以上の学習をこなす子がいます。一方で、何か気になることがあれば全く集中できず、ただ90分座っていただけ、酷い場合になると座ってもいられないような状態の子もいます。一時期、学校において「学級崩壊」などという言葉がまことしやかに囁かれた時期がありましたが、まさにこの「度を越えた集中力の散漫」が授業妨害にさえ発展してしまった典型例だと考えます。
いわゆる「発達障害」の範疇であれば、医療的な手助けが必要なケースもあるでしょう。塾や学校だけでなく、ご家庭における「躾」の部分に改善をお願いすることもあるかもしれません。学校や塾も、ひとつの「コミュニティ」であり、自らのことばかりではなく、他の子への気配りも当然必要です。
現在において、大いに集中力に欠ける子が、ほんの少しの指導で見違えるほど改善する、ということは残念ながら有り得ません。たとえ医療の力を使ったとしても、結果は同様だと思います。
けれども、子供の成長力というものは大変素晴らしく、少しずつではありますが、粘り強い指導で改善の方向に向かっていくことが多いのです。
もちろん人間ですから、日によって調子の良し悪しはあります。それでも中長期的に見れば、必ずよい方向に向かっていくということだけは断言できます。これには指導する側の「忍耐」も必要であり、子供本人というよりも、指導する側の「覚悟」が問われていると言えるのかもしれません。
せっかく高い能力がありながら、集中力が持続せずに、テストにおいて満足な成績を残せていない子が毎年一定数存在し、私としても大変残念でなりません。本人は勿論のこと、保護者様自身も問題意識を共有し、ご家庭・学校・塾それぞれにおいて厳しくも粘り強い対応が必要だと強く感じます。お子様の能力が適切に発揮されるためにも、更なる「厳しさ」「粘り強さ」を伴った指導を、「指導する側」が再認識すべきだと考えているところです。
頑張りましょう!

