その通り
スプリントを速くしたいなら、「100mハード×20本」といったハイボリューム練習の安心感に惑わされるな。
その場合の練習目的は、あくまで最大スプリント速度の向上だね。なのに「たくさん泳げば速くなる」と考えて、レース速度より遅いタイムで本数を重ねて疲労を溜めるのは本末転倒よ。
本番で使うべきエネルギー回路と技術を鍛えることに集中してこ。大切なのは目的に対して特異的な刺激を与えることだよ。
水泳練習のむずかしい所は、スプリント能力と持久力が「トレードオフ(両立困難)」な点。身体はエネルギー供給系を最適化しようとするので、どちらかを高めると、もう一方が邪魔をされてしまう。
なのに皆は「練習量を増やせば両方手に入る」と思って無理に追い込み、結果が出ずに心が折れちゃう。
大事なのは、自分の課題がスプリント向上なのか、エンデュランスなのかを見極めることだね。細胞の進化には、明確な戦略が必要だよ。
多くの人が勘違いしてるのは「必死に練習すれば泳げるようになる」みたいに、量を正義と考えている点。これ間違いね。
なぜなら、悪いフォームで何キロ泳いでも「下手に泳ぐ癖」を上書き保存するだけだから。それよりも、一度すべての動きを止めて「なぜ沈むのか?」「どうすれば浮くのか?」という原理原則と向き合うのがオススメだよ。がむしゃらな努力は、時に上達の邪魔をしちゃう。
スイミングでのジュニア育成が目指すべきは、全国大会のメダルでも、1日1万メートルの泳ぎ込みでも、早期の専門化でも無い。
まずは『多様な運動経験と身体という土台作り』だね。土台(ハードウェア)が未熟なまま、特定の泳ぎ(ソフトウェア)だけを詰め込んでも、成年期に伸び悩むのは時間の問題。
むしろ早すぎる専門化は、怪我や燃え尽きのリスクを劇的に高めてしまいがち。
逆に言えば、若年期に多様な動きを経験し、適切な筋力トレーニングで身体を作っておけば、将来フィジカルエリートとして大成するかもだね。
スイミングのジュニア指導は、目先の結果という「ギャンブル」ではなく、5年後10年後の可能性を謳っていこ。




