いくつかあります
考え方の整理、確認シリーズ(稀にある)
長くなりそうで嫌だなぁ…
以前保護者との話で「せめて中学の内に結果が出ないと高校まで続かない」てのがあって、全員そうではないけどその話も納得は出来る
※結果をJOだったり全中とかって定義だとしてね
納得が出来る反面、難しいとも思える
以前も批判覚悟で書きましたが、小さい頃からJOなどに出場している選手や都内の試合で決勝常連みたいな小学生、中学生とそれ以外の選手とを比較すると何が違うのか?
単に備わってるセンスの違いだと思います
才能🟰変えられないもの
センス🟰変えていけるもの
とここでは、というか僕の中での定義
※あんま上手い言い方が未だに浮かばない
筋力だったり
柔軟性だったり
理解力だったり
気持ちの強さだったり
浮きの良さだったり
水を捉える上手さだったり
身体の反応の良さだったり
センスがすでに備わってたりすると小さい頃からグングン伸びていきます
これらが備わってたらぶっちゃけ素人のコーチだとしてもガンガン泳がせるだけで大体JOに届きます
ただね。それらのセンスが足りてない子の方が圧倒的に多いです
じゃあ早熟タイプ
その子達と同じステージに立つにはどうするか?
僕の中ではその選手に足りないセンスを作ることが重要だと思っています
そこで最初の「中学生の内に〜」てのが絡んできます
これね。色々考えたりイメージしたりしてたけど、正直間に合わないんですよ
もちろん持ち合わせてるセンスのレベルや種類にもよるので間に合う選手もいますが
そもそも人の成長過程を考えると身体はもちろん集中力や理解力、考えられる能力など成長と共に高まる部分も多いです
それらを含めてやるべき事、高める事を無視してガンガン泳ぎ込んでみても実は速くなったりもします。身体は強くなりますから
が、経験上いずれ大事なところで頭打ちになります。JO手前か決勝手前か日本選手権手前か。とか
結局同じステージに立つのが難しくなってきます
その時に思うのが、先に挙げたセンスの低さ、不足が引っかかってきます
そう思うのは大体中学生や高校生の時かな
この残り時間が少なくなってきてしっかりと泳ぎたいタイミングで、例えば選手に考える能力が足りない、水を捉える感覚を感じられない、分からない、技術を教えても自分の腕が伸びてるか分からない等(マジでいる)
大事な局面(インターハイまで、JOまで、選手権まであとちょっと)で基礎、基本を教え直すことになります
結局やらなかった事はツケが回ってくるんです
男子、女子でタイムが伸びづらくなるタイミングは違うイメージですが…
大会結果を見てると分かりやすいですね
女子なんかは止まる選手が多いです
実際ですがウチは年齢が上がるにつれて後からランキングが上がっていきます
ほとんど全員じゃないかな?
小学生、中学生ではライバルにもならなかった格上選手を高校生で抜いていくわけです
残念ながらJOや選手権には誰も届いていませんが…
これも一つの証明だと思います
ただ、ここで難しい事もう一つ
モチベーション
中学生で結果が出ないと〜のやつ
確かに中学生で全中やら関東やら結果が出てないと高校でのモチベーションは低いってのも納得もできる
ただね。さっきも書いた通り、間に合わないんです
どんなにイメージしても。足りてないから
というかやるべき事がわかってるのに、それをやらずに目先だけの結果に飛びつきたくない
でもね。モチベーションが…って話です
そろそろ眠いよ
今のウチにも言えることだし、以前いた男子たちもそう
モチベーションが低いから学業への不安、遊びの誘惑や憧れがモロにくる
SNSが余計にですね。僕達の時代とは違う
あれは良いところしか無いから羨ましくなるよね
アレ見たら中学生や高校生なんて水泳とは違う自分の可能性を感じたくなっちゃうし
モチベーション低かったら尚更
もったいないの一言です
でも選手のここまでやってきて自分はこんなもんなのかな?って思う気持ちも分かる
じゃあ中学生いっぱいを想定してやるか?
それは僕には無いんです
僕の考え方の大半を占める上司に昔同じようなことを聞いて返ってきたのが、「コーチはあくまで選手の最大の力、可能性を引き出すこと。選手が小学生、中学生で水泳を辞めても高校生、大学生、社会人でもう一度始める可能性だってあるんだから。」的な
東京に来てからこの考えはまったく変わらないです
その上司だからってわけではなく、自分でも色々考えた上で確かにそうなんです
そろそろヤバいよ
だからシンプルにしっかり準備。そこから挑戦
タイミングは選手それぞれ
結局それが一番だと思います
ちなみにアグリもカノンも日本選手権は大学まで延長するなら可能性はある成長をしてます
もちろん足りてないところは多いけど、それだけ可能性は秘めてるってこと
アグリは主に考え方🟰練習の取り組み方、工夫、可動域の向上、身体のコントロール
カノンは主に筋力向上、ストローク技術の更なる向上とか色々
最近入ったユウタも可能性は感じるけどスタートしたばかりでどこまで僕のイメージを吸収できるか次第
まだそこまでイメージは無いけどイブキ、ミハルもこの調子なら徐々に見えてくると思います
学業が大変になってきた時にどうなるかですが
この学業も実は今回の内容に絡んできます
ので、続く…
_:(´ཀ`」 ∠):もう無理…
それ以外のみんなもさ
なりたい時に、なりたいだけ速くなれる
自分を変えるのは結局自分です