セカンドライフとかありましたが、そんなノリの話です。
インフルエンザ対策という理由は少し無理やりな気もしますが。。。
ネットに分身、チャットで会話 バーチャル採用説明会
学生向けの採用説明会を、インターネット上のバーチャル(仮想)空間でも実施する企業が増えている。動画配信などに比べ、ネット上の「出席者」を確認し
ながらチャット(会話)もでき、臨場感を味わいやすい。新型インフルエンザや経費削減に伴う対応策としても注目されている。
バーチャル説明会は、パソコンに専用ソフトを入れておくなど事前登録が必要で、手続きを終えると、ネット上に参加者の「分身」が現れる。容姿や服 装を自分の好みで変えられる。例えば、学生はリクルートスーツに着替え、予定の時間に、実物に似せたネット上の会場に参加する。やはり「分身」で登場する 企業担当者と、文字によるチャットや音声でやりとりできる。
参加者は拍手や相づちといった身ぶりを、パソコン画面上で選ぶことで自由に操作できる。分身を動かさずにおくと「居眠り」することがある。自宅から気軽に参加していても気は抜けない。
同じ専用ソフトを使った説明会なら、参加者は別の企業の説明会にも参加できる。
神戸製鋼所(神戸市)は来年1月までに、2011年春卒業の学生向けのバーチャル説明会を予定している。実際の説明会も開くが、遠隔地にいて参加 しにくい学生にも広く発信。人事グループの西島太郎課長は「ゲーム世代に歩み寄ることで、リアルなものづくりの実態を知ってもらうきっかけにしたい」とい う。
バーチャル説明会を手がけるコンサルタント会社「ポジカル」(大阪市)には問い合わせが急増中だ。11年春卒業の就職活動が始まった今年10月以
降だけで36社からあり、新型インフル対応が大半。「2月の大規模説明会を延期しなければならない事態もありうる」と心配する大手通信会社は、リスク回避
策として実施を検討中だ。
一方、企業は金融危機で業績が悪化し、「採用活動も経費削減を余儀なくされている」(鉄鋼メーカー)。地方での説明会開催を減らす企業も目立つ。
ポジカルの山田将史専務は「買い手市場の時こそ、企業はいい人材を集めようと競い合う。新型インフル対応に伴う説明会の延期や中止は、企業にとって致命傷になりかねない」と話す。