2009年11月、私はコーチングという技術を自分のビジネスにしてみたいと考えました。


でもね、ちょっとイメージしてみて下さい。


もし一からビジネスを立ち上げるとして、あなただったら一体何から始めますか?


私はとても悩みました。


そしてあれこれ考えた末、私はもっと人と出会う機会を増やすべきだと思い、当時にわかにブームになっていた社会人の勉強会を開く事にしたんです。


幸いにして一緒にやってくれるパートナー にも恵まれました。


企画はどんどん進み、来年(2010年)の一月からさっそくやってみようという事にしたのです。





さて、企画したのはいいものの、実際にやろうとしてみて分かった事はたくさんありました。


一つ目は勇気。


告知はmixiの地元トピに書き込みしようと思ったのですが、いざ書こうとするとなかなか勇気が出ない。


誰も来なかったらどうしよう?


自分に本当に出来るのだろうか。


いったいどんな勉強会にしたらいいのか。


情けない話、自分はこんなに勇気が無いのかと呆然としました。





ただ、幸いにして一緒にやってくれる心強い協力者がおりましたから、最後には勇気を振り絞る事ができました。


一人では出来ない事、困難なこと、勇気が出ないこと、たくさんあると思います。


私はたった数行、mixiに勉強会の告知をするという事すら勇気をふり絞らなければできなかった。


会社で仕事をする場合、そこにはすでに仲間は用意されています。


しかし会社から離れ、一個人で仕事をするとなると話は別です。


仲間がいる、協力者がいるという状態は実は本当にありがたい事なのだと、身に染みて分かりました。


だってホント、mixiにほんの数行書くだけでも怖かったから…。





そして去年の1月、2010年の1月27日に一回目の厚木勉強会を開催する事が出来ました。


7人もの人に集まって頂き、ビジネス書の内容のシェアを行ったりフォトリーディングやマインドマップについて話をしたりと、とても内容の濃い勉強会が出来たと思います。


この会は後に「厚木モーニング勉強会」と名前を変え、このあと15回も続ける事が出来ました。


去年の10月から私は新潟に長期出張に行く事になったため継続させる事は出来ませんでしたが、熱心に参加し続けて下さった方々には本当に感謝しています。


本当に多くの事を学ばせて頂きました。






またその活動を通し、私はコーチングに興味を持つ人と出会う事が出来たんです。


人生初のクライアントです。


最初はお試しとして無料でコーチングをさせて頂くという約束をし、待ち合わせ場所を決めました。


そしていよいよセッション当日。


不安と緊張は感じておりましたが、そんなものクライアントの前で出す事なんて出来ません。


私はクライアントのために尽くすと心に決め、その方に会いました。


最初にコーチングのゴールを決め、丁寧に、心を込めてコーチングをさせて頂きました。


私のコーチングの特徴は、目の前でマインドマップを描きながらセッションを行うことです。


セッションが終わっても、その時の思考の流れや心の状態を再現できるようにしてもらいたいためです。


丁寧に丁寧に。心を込めて。


そしてセッションは無事終了。


私はこの後、生涯忘れる事の無い大切な経験をする事となったのです。




夢無き男 その12