空気環境アドバイザーの Chiemi です。
今年は例年になく初春から暖かく、
梅雨~夏に向けてエアコンクリーニングを早めに
そんな季節になりました。
エアコンクリーニングの危険性について
「化学物質」目線で考えてみましょう。
一般的に、掃除業者が使用する業務用洗剤は
家庭向けよりもキツイ = 危険度が高い です。
例えば
パイプクリーナーの苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)濃度
・家庭向け = 1%前後が多い
・とある業務用= 4.5%(5%超は法律で劇物指定)
髪の毛が溶ける = タンパク質が溶ける
つまり、素手では扱えない。と言うことです。
エアコンクリーニング洗剤について調べると
アルカリ性。洗浄後に中和剤で洗い流し、
pHが中性になったことを確認する
などと書かれていました
洗浄が不十分な場合、エアコン内に洗剤が残り
エアコンを使うことで、残留洗剤が部屋に放出されます
エアコンクリーニングが原因で化学物質過敏症になった
という話は、実際ありますし
お掃除のお仕事の方が、業務用洗剤などの影響で
化学物質過敏症になった、という話も聞きます。
同様に、市販のエアコンクリーナーについても
洗剤濃度は低いかもしれませんが
使用後に洗浄しない = エアコン内に洗剤が付着したまま
になるため、注意が必要かと思います。
特に、喘息など呼吸器にアレルギーのある方
アトピー等皮膚にアレルギーのある方、などは特に
個人的には、ケミカルなエアコンクリーグはお勧めしません。
(空気中の化学物質は、経皮毒として皮膚からも吸収されます)
石鹸や、酵素系など、「生分解」する安全な洗剤を使う業者もあります
エアコンはお部屋の空気の状態に直接影響するため、
優しい洗剤を使う業者を選択することが、健康や安心安全に繋がります。