2016/05/26(木)~ フラーズ(phrase) ~

お世話に成ります。
産婦人科領域専門・女子専門
メンタルヘルス薬剤師・松葉芳典です。

フラーズ(phrase)とは、
英語で言うフレーズ(phrase)です。
スペルは一緒です。

フレーズ(phrase)とは、
①句 - 文法上の単語の集まり。 
②メロディ(旋律)のひと区切り。楽句。

日本語の中で「フレーズ」を指す意味とすれば、
やはり上記の①の意味の「単語の集まり」ですね。
一つの小さなまとまりを示していると思います。


詳しくは、編集後記で…

プルースト『失われた時を求めて』(30)

長編小説『失われた時を求めて』を
読み解いて行きます。 
長編小説の主題を遠くから照らし出す雛形

スワンの恋
ゆきとどいた解説と対話で味読する
失われた時を求めて…

ソナタと恋の発生(18)
スワンのソナタへの恋心④

このような消えゆく宿命にある、
捉えがたい音楽を、
スワンはどのように
把握しようとしたのだろうか。

「ヴァイオリンの、細かいけれど、
しっかりした、密度の高い、主導的な、
小さな線の下から、突然、

液体のぴちゃぴちゃいう音のように
湧きあがってきたのが、
ピアノのパートの、多様で、分割できない、
平らで、たがいにぶつかりあう拡がり」

だったという最初の描写を読むだけで、
聴覚的な音がすでに視覚的なイメージに
変換されていることに気ずく。

ヴァイオリンの音は、
「細いけれど、しっかりした、
密度の高い主導的な、小さな線」になり、

ピアノのパートは
「多様で、分割できない、平らで、
たがいにぶつかりあう拡がり」
とされるからである。

小説中の描写なのだから、
これは避けられない必然なのかもしれないが、
ヴァントゥイユの音楽は、
最初から文学的な比喩によって
表現されているのだ。

スワン自身、
音楽の「対称をなす集合、書記法」
を想いえがく。

目の前にあるのは、
「もはや純粋な音楽ではなく、
どちらかというとデッサンであり、
建築であり、思考であり、
つまるところ音楽を思い出させてくれるもの」
だという。

これはもう、
スワンの音楽受容をあらわしている
というにとどまらず、
作家の音楽描写の方法までも
示唆しているのではないのか。

この観点から留意しておきたいのは、
スワンがこのような音楽の波のなかに
ふと認める「ひとつの楽節」である。

「楽節」を意味する「フラーズ」phraseには、
「文」という意味もある。

「フラーズ」こそ、
音の世界と言葉の世界をつなぐ
架け橋だったのである。


編集後記…


歌の中でサビなどを好きと言う場合に、
「私、このフレーズが好き」などと
使ったりします。

1つの単語だけに対しては使わないと思います。
短めの文章になっていたり、
文章の中の一つのまとまりを
指したりしていると思いますよ。

*補足*
短い文章です。

文法上の単語の集まり
=日本語のgrammerで、
いくつかの単語(主語・述語・名詞・形容詞など)
の集まっている文章

例えば、宣伝で「○○買うなら●●へ行こう!」
とかのように短い文章で、
意味がとても通じやすい、文章です。

ようするに音楽のLP❤️ですね。

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