【イージス艦事故 当直責任者無罪確定へ】
《6月25日 11時50分》

5年前、海上自衛隊のイージス艦「あたご」が千葉県の沖合で漁船と衝突して漁船に乗っていた2人が死亡した事故の裁判で、1審と2審で無罪判決を受けたイージス艦の当時の当直責任者2人について、検察は最高裁判所への上告を断念し無罪が確定することになりました。

平成20年に、千葉県の房総半島の沖合で、海上自衛隊のイージス艦「あたご」と千葉県勝浦市の漁船が衝突して漁船に乗っていた親子2人が死亡しました。
この事故で検察は、イージス艦側に衝突を避ける義務があったと主張して当時の当直責任者だった長岩友久3等海佐(39)と後瀉桂太郎3等海佐(41)を業務上過失致死などの罪で起訴しました。裁判は1審が無罪を言い渡し、2審の東京高等裁判所も今月11日、「漁船が直前に大きく方向を変えたと認められるため、イージス艦側に衝突を避ける義務はなく過失は認められない」と判断して無罪を言い渡しました。
この2審の判決について検察は上告するかどうか検討してきましたが、重大な事実誤認や判例違反など最高裁判所で争えるだけの理由が見いだせないとして上告を断念しました。
これにより2人の無罪が確定することになりました。

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