「白い恋人」と「面白い恋人」騒動の決着点《2013/2/15(金) 》

 どうでもいい話といわれればその通りであるのだが……
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 北海道のおみやげ品としても人気の高い「白い恋人」を製造販売する石屋製菓が、類似図柄と類似名称で販売している吉本興業の『面白い恋人』に対し、商標権侵害および不正競争防止法を理由に販売差し止めと損害賠償を求めて提訴したのが2011年11月。
 それから1年3か月を経てこのほど和解したという話である。

 提訴した時にはちょっとした話題になった。相手が芸人・タレントを多数抱えた大手プロダクションであり、話題の発信力は抜群である。それにしても芸能プロがなぜお菓子をという気はした。
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 「白い恋人」は食べたことがあるが「面白い恋人」は食べた経験がない。確かにパッケージは似ているが、買う人が誤認するほどではないと思う。中身(お菓子)にいたってはまるで違うものである。しかし機会があったら食べてみたいと思った。
 要するに遊び心から出たパロディ商品なのである。少なくとも本家の「白い恋人」の販売を妨害するものではないと思えた。

 この「白い恋人」の名称やパッケージデザインを参考にした(真似た)と思われるお菓子は全国にあり、地域名を冠した「○○の恋人」や「白い○○」として売られている。34の都道府県で50種以上あるらしい。
 だが「白い恋人」が提訴した相手はなぜか「面白い恋人」だけであった。この商品が特に売れていたのか、吉本興業が有名だったからなのかそれは分からない。
 この種の係争では、通常提訴前に当事者間で注意喚起ともいうべき交渉があるものらしいが、それもなかったという。

 今回の和解内容は、吉本興業側がパッケージの図柄を変更し、原則として関西6府県での販売に限定することで、賠償金は支払わないというものらしい。
 決着点としてはこんなものだろうと思うが、もともと本当に争う気があったのだろうか。少なくとも全国レベルでのニュースとなり、知名度は大いに上がったことは事実である。本家と著名企業が宣伝効果を狙ってうったプロモーションなら大成功といえる。
 こんな考えを持つのはひねくれ者だけだろうか。
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(C)根本道夫  mail:ctfuncle0011-blog@yahoo.co.jp


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