「徹底した議論ない」 加藤紘一・元自民党幹事長
2013/3/24付
photo:02


 ――安倍晋三首相がTPP交渉参加を正式に表明しました。

 「政策ではなく『開国は良いことだ』という雰囲気で決めたのではないか。どんなメリットがあるか、政府は国会議員にも説明していない。私が党にいたら総務会などで徹底的に議論した」


 ――かつての米価決定では党内議論が徹夜で幾晩も続きました。

 「そういう議論を経た場合には有権者からどんな抗議を受けても、答えられる論点を身につける。今回は大丈夫かなあと心配している」


 ――自民党の農林族には調整派と強硬派がいます。

 「最初は強硬派の議員も、経験を積むうちに財政を考えたり国際交渉にかかわったりして、日本の立場を百パーセント通すのは難しいと知る。それなりの犠牲は仕方がないと理解するようになる」


 ――貿易自由化の意義について地元ではどう説明してきましたか。

 「農家の長男からすれば自由化したくない。しかし、家を継げずトヨタ自動車の工場で働く三男からすれば米国が自動車の関税を下げることも必要だと。そんな説明をした」



iPhoneからの投稿