『タクシン氏、憶測呼ぶ沈黙 健康不安?戦略? タイ騒乱』
2010年4月19日2時19分(朝日新聞社)
タクシン元首相=ロイター
【バンコク=山本大輔】
タイでタクシン元首相の支持者と治安部隊が衝突し、多数の死傷者が出てから1週間が過ぎたが、タクシン氏自身は沈黙を守っている。衝突が起きる前までは国外から反政府集会にメッセージを寄せ続けていただけに、「何らかの戦略か」「健康不安か」など様々な憶測を呼んでいる。
元首相は3月14日に反政府集会が始まって以降、国外から連日のようにインターネットなどを通じて演説してきたが、衝突前日の4月9日夜を最後に演説は途絶えた。頻繁に活用してきた簡易投稿サイト「ツイッター」でも衝突翌日の11日に「大きな犠牲に悲しみを感じる」と書いたきりだ。理由について関係者は「(反政府集会は)民主主義のための闘いであって、タクシン氏のための闘いではないことを強調するため」と説明した。
一方で10日の衝突後、元首相派の幹部は「(タクシン氏は)今後も闘い続けるかどうかは赤シャツ(元首相派)が決めればいいと言っている」と述べた。元首相は「忍耐強く闘い続けて」と繰り返し呼びかけてきただけに、地元メディアや専門家らも真意をはかりかねている。
元首相がどこにいるのかも明らかにされていない。反政府集会が始まった3月中旬以降、モンテネグロやスウェーデン、ロシアなどを訪問。関係者によると、今月12日まで個人的なビジネスでサウジアラビアにいたという。
しかし、タイ外務省によると、海外逃亡中の元首相が拠点としているアラブ首長国連邦(UAE)が「政治活動の拠点にするなら滞在を認めない」との方針を固め、元首相は新たな拠点探しに苦慮しているとの見方も広がる。姿が見えない状況が続くなか、「ロシアでがんの治療を受けた」とのうわさも飛び交い始めている。
2010年4月19日2時19分(朝日新聞社)
タクシン元首相=ロイター
【バンコク=山本大輔】
タイでタクシン元首相の支持者と治安部隊が衝突し、多数の死傷者が出てから1週間が過ぎたが、タクシン氏自身は沈黙を守っている。衝突が起きる前までは国外から反政府集会にメッセージを寄せ続けていただけに、「何らかの戦略か」「健康不安か」など様々な憶測を呼んでいる。
元首相は3月14日に反政府集会が始まって以降、国外から連日のようにインターネットなどを通じて演説してきたが、衝突前日の4月9日夜を最後に演説は途絶えた。頻繁に活用してきた簡易投稿サイト「ツイッター」でも衝突翌日の11日に「大きな犠牲に悲しみを感じる」と書いたきりだ。理由について関係者は「(反政府集会は)民主主義のための闘いであって、タクシン氏のための闘いではないことを強調するため」と説明した。
一方で10日の衝突後、元首相派の幹部は「(タクシン氏は)今後も闘い続けるかどうかは赤シャツ(元首相派)が決めればいいと言っている」と述べた。元首相は「忍耐強く闘い続けて」と繰り返し呼びかけてきただけに、地元メディアや専門家らも真意をはかりかねている。
元首相がどこにいるのかも明らかにされていない。反政府集会が始まった3月中旬以降、モンテネグロやスウェーデン、ロシアなどを訪問。関係者によると、今月12日まで個人的なビジネスでサウジアラビアにいたという。
しかし、タイ外務省によると、海外逃亡中の元首相が拠点としているアラブ首長国連邦(UAE)が「政治活動の拠点にするなら滞在を認めない」との方針を固め、元首相は新たな拠点探しに苦慮しているとの見方も広がる。姿が見えない状況が続くなか、「ロシアでがんの治療を受けた」とのうわさも飛び交い始めている。