『9. 治療』
大まかに分けて待機療法、薬物療法、外科療法の3種の治療法がある。
[9.1. 待機療法×]
Re-AFS分類でStage I、IIで無症状の患者が対象。不妊との関係は明らかではないため、しばらくは治療せずに経過を観察する。約50%の患者が妊娠したとの報告あり。補助療法として腹腔鏡下でブルーベリー・スポットの焼灼などを行う。
[9.2. 薬物療法△]
あくまで病変の退縮を目的とするもので、根絶は不可能。子宮内膜はホルモンの影響を受けることから、薬物療法もホルモン療法が基本である。
◆プロスタグランジン合成阻害剤
子宮内膜症の疼痛は局所的なプロスタグランジン濃度の変化が考えられているため。長期の低エストロゲン療法を避けたい就学中の学生や不妊患者が主な対象。
◆ゲスターゲン療法
エストロゲン+プロゲステロン剤を投与する偽妊娠療法。ピルが用いられる。但し保健適応を受けた製剤は一種類だけで、それ以外の製剤は現在のところ健康保険外の自由診療で使うしかない。
◆低エストロゲン療法
ダナゾール療法とGnRH療法の2種類ある。低エストロゲン状態により骨量の低下が起こり、骨粗鬆症の危険があるので注意が必要。
◆ダナゾール療法
ダナゾールはテストステロン誘導体であるためアンドロゲン作用を持ち、抗エストロゲン作用と免疫系双方に作用して病変を退縮させる。
◆GnRHアナログ療法
下垂体のGnRHに対する感受性を低下させ、ゴナドトロピンの産生、分泌を抑制することでエストロゲンの分泌を低下させる。
[9.3. 外科療法◎]
◆腹腔鏡下手術
ブルーベリー・スポットの焼灼、癒着の剥離、卵巣嚢腫の摘出や固定のほか疼痛に対して仙骨子宮靭帯切断術などを施行する手術。
◆卵巣チョコレート嚢胞アルコール固定術
嚢胞内容を吸引後生理食塩水で洗浄し、100%エタノールを注入して固定する。これを繰り返す手術。
◆卵巣チョコレート嚢胞摘出術
◆根治手術◎
異所性子宮内膜を切除するとともに、子宮全摘出術と付属器切除術を施行する手術。治療の対象は40歳以上で挙児希望がない重症例に限られる。
大まかに分けて待機療法、薬物療法、外科療法の3種の治療法がある。
[9.1. 待機療法×]
Re-AFS分類でStage I、IIで無症状の患者が対象。不妊との関係は明らかではないため、しばらくは治療せずに経過を観察する。約50%の患者が妊娠したとの報告あり。補助療法として腹腔鏡下でブルーベリー・スポットの焼灼などを行う。
[9.2. 薬物療法△]
あくまで病変の退縮を目的とするもので、根絶は不可能。子宮内膜はホルモンの影響を受けることから、薬物療法もホルモン療法が基本である。
◆プロスタグランジン合成阻害剤
子宮内膜症の疼痛は局所的なプロスタグランジン濃度の変化が考えられているため。長期の低エストロゲン療法を避けたい就学中の学生や不妊患者が主な対象。
◆ゲスターゲン療法
エストロゲン+プロゲステロン剤を投与する偽妊娠療法。ピルが用いられる。但し保健適応を受けた製剤は一種類だけで、それ以外の製剤は現在のところ健康保険外の自由診療で使うしかない。
◆低エストロゲン療法
ダナゾール療法とGnRH療法の2種類ある。低エストロゲン状態により骨量の低下が起こり、骨粗鬆症の危険があるので注意が必要。
◆ダナゾール療法
ダナゾールはテストステロン誘導体であるためアンドロゲン作用を持ち、抗エストロゲン作用と免疫系双方に作用して病変を退縮させる。
◆GnRHアナログ療法
下垂体のGnRHに対する感受性を低下させ、ゴナドトロピンの産生、分泌を抑制することでエストロゲンの分泌を低下させる。
[9.3. 外科療法◎]
◆腹腔鏡下手術
ブルーベリー・スポットの焼灼、癒着の剥離、卵巣嚢腫の摘出や固定のほか疼痛に対して仙骨子宮靭帯切断術などを施行する手術。
◆卵巣チョコレート嚢胞アルコール固定術
嚢胞内容を吸引後生理食塩水で洗浄し、100%エタノールを注入して固定する。これを繰り返す手術。
◆卵巣チョコレート嚢胞摘出術
◆根治手術◎
異所性子宮内膜を切除するとともに、子宮全摘出術と付属器切除術を施行する手術。治療の対象は40歳以上で挙児希望がない重症例に限られる。