「ダイヤモンドは永遠の輝き」
そんな言葉を思い出しました。
ダイヤモンドはお好きですか?私はさほど宝石に興味はないですが、まさか輝き放つダイヤモンドにこんな恐ろしい話が隠れていたとは、思いも寄りませんでした。
舞台は1990年、内戦真っ只中のアフリカ・シエラレオネ。
そこに家族と暮らすソロモンは突然やって来た反政府軍のRUFの襲撃により、ダイヤモンド採掘場へと連れて行かれる。
川で採掘中、ソロモンは驚くほど大粒のピンク・ダイヤを見付けてしまう。
家族を取り戻す切り札にしたいあまり、ソロモンはダイヤを地中に隠す。
アフリカ出身である白人の元傭兵・ダニーは、今やダイヤモンドの密売人を生業としていた。
ちょっとしたトラブルで拘置所に入る事になるが、そこでソロモンと言う男に出会い、彼が巨大なダイヤを隠していると知る。
ダニーは飲み屋でマディと言う女性に出会うが、彼女は紛争の元となっている「ブラッド・ダイヤモンド」について調べるジャーナリストだった。
ダニーは家族を取り戻す条件でソロモンからピンク・ダイヤの在り処を教えて貰う事にするが、紛争激しい中で行き詰まり、関わりたくないマディの力を貸して貰う事にする。
その頃RUFの冷酷なボスはソロモンが隠したダイヤを見付けるため、ソロモンの息子を連行し無理矢理RUFの少年兵として育て上げる。
幾人もの人間が血を流しながら、類を見ないほど価値のあるピンク・ダイヤを求めるのだった。
アフリカでは今でも20万人の少年兵がいるとの事。
しかし彼らは好んでなったワケではなく、生き抜くため、もしくは無理矢理殺人マシーンとして扱われている。
そんな紛争の中で採掘されるダイヤモンドは、裏で不正に取引がなされ、普通にウインドウに並べられる。
買う人がいれば、そのぶん紛争も終わらない。需要と供給、恐ろしい話です。
開始30分で既に見ているのが辛かったです。ホラー大好きな私ですが、これは現実の話なのか・・と思いながら見ていると、胸が締め付けられるようです。
開始1時間でヘトヘトでした。
密売人ダニーに、レオナルド・ディカプリオ。
私は全くタイプではないので好きな俳優さんではありませんでしたが、この作品での彼は格好良く見せる役柄ではなく、雰囲気で演じている・・そんな感じが迫力ある演技を助長させていたと思います。
『ディパーテッド』
よりはるかに良い役です。
ジャーナリスト・マディに、ジェニファー・コネリー。
いつも暗い映画に出てきますが、確かにこの映画も暗いと言えば暗いですが、良い役に出会えたな・・と思いました。
いつもとちょっと違う雰囲気でしたね。正義感溢れるジャーナリスト、本当イイ役です。
一応上の2人が名の通ったスターではありますが、1番のキーネックとなっていたのが、地元の漁師・ソロモン役のジャイモン・フンスーでしょうか。
もう悲惨としか言いようが無いですが、紛争に巻き込まれて途方に暮れているのは彼だけではないですからね。
難民の多さに驚くシーンもあります。
とにかく、銃弾が雨アラレのように降ってくるんですよ。
人死にすぎ![]()
不謹慎かもしれませんが、こういう事実を垣間見る度に「日本で生まれて良かった」と思えます。
年端も行かない子供たちが、歓喜をあげながら銃弾をぶっ放す。その先には女や子供、お年寄り。
子供のいる私には、かなり辛い2時間半でした。
ダイヤモンドの価値を決める4つの「C」
COLOR(色)
CUT(カット)
CLARITY(透明感)
CARAT(カラット)
そして、本当は存在する5つ目の「C」
CONFLICT(争い、紛争、対立)
それが『BLOOD DIAMOND』
監督は『ラスト・サムライ』のエドワード・ズウィック。
単に、ダイヤモンド=社会悪 と言ってるワケではないと思います。
深く心に突き刺さります。
お勧めします![]()

