「私が死んだら、会いに来てくれますか?」
この韓国映画の傑作、ご存知ですか?
原作は日本の浅田次郎さんで、大々的に宣伝された『鉄道員ぽっぽや』の短編集に納められているお話なんです。
日本版の映画では中井貴一さんが演じられていますが、私がお勧めするのは韓国版です。
中年男のカンジェは組織のペーペーとしてアダルトショップを任されていたが、怠惰な生活を送っていた。
そんな時、「奥様が亡くなられました」と告げられる。
身に覚えのないカンジェだったが、以前小遣い欲しさに中国人の女と偽装結婚した事を思い出す。
組織の命令で刑務所に行く事になったカンジェだが、その前に1度も会った事のない偽装妻の骨を引き取りに行く事になった。
妻の名前はパイラン。
彼女は中国から韓国へ、厳しい条件の元必死に生きていた。
名前ばかりの夫の写真を飾り、彼宛に何通か手紙を残しながら病に倒れたのだった。
やがて、気の進まなかったカンジェもパイランの純粋な手紙を読んでいるうちに彼女に惹かれ始める。
決して結ばれる事のない恋。
時間差がありながら、もどかしい気持ちで感動を促してくれます。
私は恋愛物は好きではないが、この映画の素晴らしさに、ただただ感動しました。
前半もたつくものの、カンジェ役のチェ・ミンシクの演技は素晴らしい。
カンジェは本当にどうしようもない男なのですが、パイランの純粋さに触れるうちに徐々に変化していきます。
結局カンジェは不幸だったのか幸福だったのか?
きっと幸福を感じ取れたのだと私は思いたい。
パイラン役にセシリア・チャン。可憐さがまた哀れさを誘う。
これ見て何とも思わない人がいるのだろうか。
必ず心に響く何かがあるはず。
この隠れた傑作、ぜひ1度ご覧下さい![]()
06/07/28
