「この結末は誰にも言わないで下さい」とか、「あなたもきっと騙される」とかの魅力たっぷりのキャッチコピーを振りまいたこの作品。
原作は、「このミステリーがすごい!」などで話題になったクリストファー・プリーストの『奇術師』
それを『メメント』『ダークナイト』などのクリストファー・ノーランが監督し、主要キャストにヒュー・ジャックマンにクリスチャン・ベール。
題材がイリュージョンだけに、デビッド・カッパーフィールドが監修を受け持ったとの事。
時代背景は19世紀ロンドン。アンジャーとボーデンは、互いに切磋琢磨しあいマジックの修行を勤しむライバルでもあった。
ところが、マジックの舞台中にアンジャーの妻が事故に遭う。アンジャーはこれをボーデンの責任であると思い復讐を考え出す。
ボーデンにはそれほどまでに罪悪感もなく、付き纏うアンジャーを疎ましく感じてくる。
少しずつ名前が売れ出してくるとともに、舞台で喝采を浴びる高揚感を覚えはじめ、2人は互いのマジックの仕掛けを意識し、尚且つアンジャーが復讐の一線を越えた事から攻防戦を繰り返す事になる。
脇を固めるのが、マイケル・ケインにデヴィッド・ボウイ。
お二方ともとっても渋い!マイケル・ケインは、しばらくちょっと不気味な感じだったのですが、この作品で何となくクセが抜けたような気がしました。
そしてヒロインにはスカーレット・ヨハンソン。
『ブラック・ダリア』の時は、ちょっと役に対して浅いなーなんて思ってたのですが、この作品ではマジシャンのアシスタント役で、ピッタリな感じでした。
イリュージョンを題材にしてはいますが、舞台上で演出される派手な公演はあまりありません。
どちらかと言うと、人間対人間のドラマの方に重点が置かれているかもしれません。
最初はアンジャーも妻の事で悲しみに暮れ、ボーデンに憎しみの炎を燃やすのですが、だんだん同じ奇術師としての名声を賭けたドス黒い憎しみに変わってくるのです。
で、1番肝心要の大きなトリックについてですが・・・
これ、多分結構早くに気が付いてしまうと思いますよ(;^ω^)
予想できる範囲内のトリックです。
あらゆるセリフに伏線が張り巡らされてあるとの事ですが、そのセリフで気が付いてしまいかねません。
なので、ラストになっても「あ、やっぱり」で終わってしまいました。
序盤は回想シーンに回想シーンが加わり、時間軸が行ったり来たりするので、整理しながら見るのに大変かもしれません。
『メメント』の脚本を書いたのはノーラン監督の実弟で、この作品も実弟と共同脚本らしいです。なので、話が行ったり来たりするのはお得意中のお得意なワケですね。
もうちょっと分かりやすくしてくれた方が親切かも・・・なんて思ったりもします。
映像にすると、どうしても視覚部分で騙せないものがありますよね。
なので、この作品は原作である小説の方がむいているお話だと思います。
それでも騙されてみたい人には、お勧めします![]()
ノーラン監督は『ダークナイト』で不動の地位を確保した感じですよね。
次回作は『インセプション』というSF映画のようですが・・・私はSFが苦手なので多分見ないですね![]()
『ダークナイト』もまだ未見のままテーブルにDVDが放置されたまま。
あれだけ絶賛されてるんだからいい加減見てみないと![]()

