元ネタはジョン・ウー監督の『ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌』らしいですが、残念ながら哀愁は漂ってません。
全編ガン・アクションで1時間半ノンストップ
音楽もけたたましく流れてるのですが、激しい曲調ばかりで若干飽きもきました。
舞台はN.Y。夜遅く1人ベンチでコーヒーを飲んでいるスミス。その前を1人の妊婦が何者かから逃げるように走っていった。
様子を窺っていたスミスだったが、妊婦を追いかけてきた男が銃を抜いたのを見て仕方なく助けに入る事に。
何とか助けたものの、突然妊婦が産気づく。なぜか赤子を取り上げる事になったスミスだったが、更に数人の追っ手がやって来て銃撃戦が始まるのだった。
スミスを演じるのはクライヴ・オーウェン。
冒頭からコーヒーを飲み、そして最後まで飲み干すことができなかったシーンはちょっと『トゥモロー・ワールド』を思い出しました。
彼の作品はあまり見てないので分からないんですが、渋くて寡黙なイメージがあったんですよね。
ところがこの『シューテム・アップ』はコメディ寄りなので、こんな役もするんだ~・・と驚きました。クライヴ・オーウェンの頭上からタライが落ちてくるワケではないんですが、情けなく見える表情が何とも笑いを誘います。
生まれたての赤子の取り扱いに困り、知り合いの娼婦に助けを求めるワケですが、この娼婦役のドンナはモニカ・ベルッチ。
最初モニカ・ベルッチとは全く分かりませんでした![]()
存在感のある女優さんなのは確かですが、後から考えるとドンナの美味しいシーンってそんなになかったような・・・。
ドンナにもカッコいい銃撃シーンを与えてあげれば良かったんじゃないでしょうか?セクシーさだけで売るには少ししんどくなってきたと思いますよ。
そして敵役のボスにはポール・ジアマッティ。
・・・・・・誰!?!?
問答無用の冷徹さ、反して恐妻家だと思わせる妻からの度重なる電話。なかなか面白い役どころでしたが、あまり怖そうに見えないんですよね・・。
「マフィア御用達の悪徳弁護士」と言う感じです(;^ω^)
とにかく、何が何でもボス達は赤ちゃんを狙ってくるんです。
乗りかかった船だからなのか、父性本能が芽生えたからなのか、スミスは命がけで赤ちゃんを守るワケです。
・・・・が!
逃げたと思ったらやってくる銃撃戦。
赤ちゃんの扱いが雑すぎて見てられません![]()
この映画はストーリーなどは後付けのような感じで、とにかくガン・アクションです。どんなシチュエーションでガン・アクションを見せれば面白いか、カッコいいか、それに尽きます。
とは言え、ジョン・ウー監督のような哀愁漂わすシーンはなく、激しいコントを連続で見せられているようです。スカイダイビングでの銃撃戦は、非常に奇抜で面白かったです。
エンドクレジットも凝ってて面白かったですが、数日たてば何も残らない作品でした。
赤ちゃん抱えた一匹狼の男が戦う話、思いつきは面白いかもしれませんが、赤ちゃんはもっと大切に扱って欲しいです。
08/06/30
