人からの賛辞は酔いしれる媚薬となるが、多すぎる賛辞は麻薬と化す。

シリーズ3作目のこの作品、まるでお菓子の詰め合わせのように次から次へと美味しいネタが飛び出してくる。

350億を越える制作費とあって、見どころ満載にしてくれています。
しかも迫力はシリーズで1番ではないでしょうか。しっとりとしたドラマ要素は欠落していますが、アメコミが基のアクションなので大成功といったところでしょうか。


主人公ピーターは、スパイダーマンとしての活躍も成功し続け、NY中が彼の存在を認めていた。もちろん仕事も順調で、恋人であるMJにプロポーズを考えていた。
全てが順風満帆だと思っていた矢先、ゴブリンとしてスパイダーマンに挑み死に至った父の復讐だと、親友のハリーが襲ってくる。
そしてブロードウェイで活躍するはずだったMJは、舞台を降板されるもピーターは気付いてもくれない。
それどころか、人々の賛辞に酔いしれるピーターは同級生であるグウェンとキスをする。
MJの心はピーターから離れていく一方だった。

そして、前作でピーターの叔父の命を奪った犯人・マルコが脱獄したと聞かされる。そのマルコは逃亡中、間違って素粒子の化学実験に巻き込まれ、恐ろしいサンドマンと化していた。



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-SPIDER-MANTM●3


粗筋書いてるだけでも、かなり内容テンコ盛りなのがお分かりの事と思います。
これに加え、今回1番の要はスパイダーマンが黒くなっている事なんですね。
謎の隕石から出てきた黒い液体生命体が、スパイダーマンスーツに寄生するんです。
始めは喜んでいたピーターも、どんどん自分自身が悪い奴になっていく事に気付くんです。

私は元々、このピーター役のトビー・マグワイアが好きじゃないんです汗ヒロインのMJであるキルスティン・ダンストも好きじゃないんです。
だから、あまりスパイダーマンも飛びついて見たわけじゃないんですよね。

ハリー役のジェームズ・ブランコがカッコいいです!彼がスパイダーマンだったら良かったのに・・と思ってしまうくらい。

どこかで見た話だなぁ・・と似た映画を頭に浮かべてしまいましたけど、いろんな話を繋ぎ合わせてかなり忙しい展開でした。
映像の迫力もあるし、超娯楽作として普通に楽しめると思います。

主人公があまり好きじゃないためか、今回も腹が立って仕方ありませんでしたけどねむっ
女心が分からない・・を通り越して、人間としてどうか!と問いかけてしまいそうな言動を繰り返すんですよ。
「はぁ、生粋の人間じゃないもんで。」と言われてしまえばお仕舞いですが、彼を取り巻く人達が、みな優しい人間ばかりなんですよ。
ほんと彼は幸せものです。

制作費と共に迫力などのハードルが一気に上がってしまったので、これでⅣにどう繋ぐのか興味がありますね。


以下はネタバレを含む私のツッコミですので、ご覧になられる方のみ反転してお願いします↓


ピーター、いくら乗っ取られてたからってハリーに対してあんまりじゃない?
親友親友言ってるけど、冒頭の戦いから殺す気満々に見えるわよ!

叔父を殺したマルコへ復讐の念を燃やすも、「娘のためだったんス」のひと言で「じゃあ許すわー」って・・・えぇ~・・・

前髪を上げているのが善で、前髪を垂らしているのが悪・・みたいな安直な表現にアメコミを感じる。良い意味で。

このⅢの副題は『調子に乗ったスパイダーマン』ってところでしょうか。

あまりにもハリーが哀れ!

執事、早く言ったれよ!!!

人気ブログランキングへ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
07/05/15