ごく普通の町に暮らすジュノは、16歳のちょっと変わった高校生。ある日同級生のポーリーとSEXをし、そして妊娠してしまう。
迷わず中絶を考えるジュノだったが、いろんな思いが過ぎり、出産後に里子に出す事を決意する。
16歳のジュノを演じるのはエレン・ペイジ。私はどうしても大竹しのぶさんに見えてしまう・・特に口を歪ませて笑うところ。16歳を演じてらっしゃいますが、本当は二十歳越えてますからね。でもちゃんと高校生に見えるから凄いです。『ハード キャンディ』
もそうでしたよね。
フリーペーパーなどで犬や猫の「里親募集」などはよく見かけますが、アメリカでは「赤ちゃん求む」と言うのが本当に普通に載っているのでしょうか?そこからしてまずビックリです。
ジュノは友達のリアと一緒に里親になってくれそうなカップルを探すのですが、まるでアルバイトを探しているような感覚です。
そして見つけたカップルは超セレブ。
喜んでジュノとの契約を結ぶのだけど、ジュノは態度も言葉遣いもめちゃくちゃ悪い16歳ですよ。それでも全くノープロブレムな感じで、万事解決・・な展開。
とにかく全てがポジティブなストーリー展開になってます。
ジュノにしても、一見あまり深く悩む事なく明るく妊婦生活を送り、そして出産、個性的なジュノ最高!・・と見えてしまいます。
アメリカでは妊婦の高校生の通学は認められてるんでしょうかね??
この映画は、ジュノもストーリーもサントラも小道具も全てがキュートな仕上がりになってるんですけど、肯定的に見るとそれは楽しい作品なんだと思います。
ですが残念ながら、私はちょっと考えてしまいました。なぜなら私も若い時に望まない妊娠の経験があるからです。
とは言えさすがに十代ではなかったですが、あんなにポジティブには考えられませんよ~。
妊娠検査薬でプラスの反応が出た瞬間のジュノの顔。あ~・・分かる分かる・・そんな事思いながら見てました(;^ω^)
出産したあと、子供は里親に渡して終わり!・・なんてジュノは結構軽く言ってたんですけど、私には「今どきの高校生はこんな感じ」ではなく痛々しいほど強がってるふうにしか見えませんでした。
良かったのは、愛あふれるジュノのご両親や友達リアの存在。ジュノの母は継母なんですけど、そんな事を感じさせないほど良い母なんですよ。この母の存在があるからこそ、ジュノは里親の事にも抵抗なかったのかもしれませんね。
後半になって問題が浮上してきます。
里親希望のカップルである夫の方は、好きな映画(H・G・ルイスだった!)やギターを嫁に窘められてるので結構ストレス溜まってるんですよね。
そんな時、趣味の話を共感でき尚且つユニークなジュノに出会って心が揺れ動いてしまうワケですよ。
ジュノ、あんたは一体どうしたいんだ??と思いながら見てましたが、16歳で妊娠なんてそりゃ自分でもどうしていいか分からないよね。
里親カップルの夫を誘惑したいのか?と思ってましたが、1番一緒に考えてもらいたいハズの彼氏が知らん顔なワケだし、ジュノは誰かに寄りかかりたかっただけなのかな?と私は解釈しました。
妊娠期間約9ヶ月は、本当に大変ですよ。
その間、ただ走ったり他の女の子誘って遊んだり自分の大学進学の事を考えてたり、赤子の父親であるポーリーには終始イライラさせられました。無責任すぎる。
最後にジュノが取った行動は私には理解し難いものでしたが、映画的には可愛らしいシーンで幕を閉じたと思います。
サントラが凄くイイですね♪
余談ですが、私が望まない妊娠をしたその後。
その赤子はこの春中学生になりますとさ( ̄▽ ̄)
08/06/22
