あんまり興味あるジャンルではないんですが、『ノーカントリー』 のハビエルがどんな役を演じてるのか興味あったので見てみました。


舞台は1792年のスペイン。カトリック教会の神父であるロレンソは、近年緩くなってきた異教徒たちの尋問を強化しようと提案。

その案は通り、尋問と言う名の異端審問が復活する。


可憐で美しい少女イネスは、ある日兄と一緒に行った居酒屋で豚肉を食べなかったと言う事だけでユダヤ教徒と疑われ、異端審問に召喚されてしまう。すぐに疑いを晴らし帰れると思っていたイネスだったが、厳しい拷問の末にユダヤ教徒だと告白するしかなかった。


だがイネスはあまりにも美しく、ロレンソは一目見た瞬間心を奪われる



MebiusRingΨ主食はホラーΨ-Goya's Ghosts


  ナタリー・ポートマン右上矢印綺麗です。こんな顔に生まれていたら人生もきっと楽しかろう。



<ネタバレの部分あります>


監督はミロス・フォアマン。『カッコーの巣の上で』なんかが有名ですね。
この監督さんは結構厳しい時代を歩んできたようで、この映画のアイデアは50年も温めていたそうです。

タイトルにもなっているゴヤと言う人物はカルロス4世に雇われてる画家なんですよ。とは言え、下手したら処罰を受けそうな反骨的な版画を書いたりしているんですが、ロレンソ神父には気に入られています。

ロレンソ神父を演じているのがハビエル・バルデムで、イネスを演じているのがナタリー・ポートマン。この2人が物語の大きな柱なんですが、時代の移り変わりや人物の大きな転機に居合わせするがゴヤ。
このゴヤを演じているのはステラン・スカルスガルドと言う俳優さんなんですが、他にどんな作品に出ていたのか全く思い出せませんでしたが、後で『ディープ・ブルー』で片腕を鮫に襲われた人だと判明(笑)

最近では『パーフェクト・ゲーム』と言う作品でエラい目に遭ってます。


映画にはゴヤの本物の絵が何枚か出てくるのですが、最後に出てきたゴヤの自画像見てビックリビックリマーク
演じてるステラン何がしさんソックリです。

ゴヤはイネスの父親と仲が良かったので何とか拷問を受けてるイネスを救おうとするのですが、頼みの綱だったロレンソは教会から逃亡する羽目に。

月日は残酷なまで経過し、フランスでは革命が起こる。その流れでナポレオン軍がスペインに雪崩れ込み、今まで絶対を誇っていた教会は滅多打ち。なんと、ナポレオン側の大臣となってロレンソがスペインに戻ってくるワケですよ。スネオのようなヤツだ!

それで異端審問は無くなって、牢に繋がれていた人達は解放。ようやくイネスは太陽の下を歩くことができたんです。
・・・・が、およそ人が居る所ではない獄中に十数年もいると、身も心もボロボロに。この姿のナタリー・ポートマンは凄いです!『レオン』での子役は伊達じゃないですね。ド肝抜かれました。
拷問シーンも頑張ってました。ホラー的な拷問はありませんが、十分すぎる描写です。

話はここで終わらなくてですね、何とイネスは獄中で赤ん坊を出産していた事が分るんです。しかも父親はロレンソ!卑怯な奴っスよ~プンプン
イネスの子供は少女に成長しているワケですが、ナタリー・ポートマン二役です。これもビックリ。同じ顔ですが雰囲気は全く違っている。

話は二転三転して、またまたロレンソ危うしな状況に発展。
死刑を言い渡されるんですが、教会側は「もう1度神に仕えると言うなら許そう」と慈悲をかけるんです。

詰め掛ける民衆の中、死刑台で震えるロレンソ。
その民衆の中にはロレンソを見つめるイネス。そしてバルコニーの上からはイネスと自分の娘が、何も知らず笑いながら見下している。決して繋がらない3人の最後。

イネスは牢の中で精神を病んでしまいますが、病んでいても無垢な心は変わっていなかったのだと思います。
あんな目に遭ったと言うのに、最後までロレンソへの愛は変わらない。ここのシーンは胸に迫りました。

まさか泣くとは思ってませんでしたが、雨のためウォータープルーフのマスカラにしておいて良かったと思いました。私はよく泣くので、泣ける映画は危険なので滅多に劇場で見ない事にしています(;^ω^)

長くなりましたが、お奨めしますアップ

この映画のお陰で、いろんな絵にまつわる怖い真実を知る事が出来ました。
「怖い絵」と言う本も読んでみたいです。

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08/11/08