ジェフ(キーファー・サザーランド)とダイアン(サンドラ・ブロック)はドライブ中、車が止まってしまい喧嘩もヒートアップ。何とか車は動き出しパーキングエリアで2人も仲直りするのだが、トイレに行ったままダイアンが失踪してしまう。
地元の警察は家出人扱いでアテにならず、ジェフは何年にもわたって懸命にダイアンを探す。ジェフはダイアンの張り紙をマメに換え、その張り紙を毎回眺めては微笑する男がいた。
ダイアンの失踪に深く関わりある男、バーニー(ジェフ・ブリッジス)だった。バーニーは妻子ある普通の男で、穏やかな人間に見える反面、家族には絶対に明かせない秘密があった。
失踪から3年が過ぎ、ジェフは疲れ切っていた。そんな時リタ(ナンシー・トラヴィス)に出会い、ジェフの生活は一変して明るくなったかのように見えた。・・・が、ジェフは捜索の手を止める事はしなかった。
もはや愛情の問題ではなく、『なぜ失踪したのか?』その疑問が頭から離れず、その疑問にとりつかれていたのだ。
しかしリタの手前ダイアンの張り紙を換えるのはやめたのだが、バーニーはダイアンの張り紙が出回らない事に焦り、ジェフに近づく。風化されたくなかったのだ。ジェフの前に突然「失踪の理由が知りたいか?」と、バーニーが現れるが・・。
キーファー・サザーランド若いです。でも、サンドラ・ブロックは今とそう変わらないです。と言うか、ほんのチョイ役ってのに驚きです。
バーニーのような男は本当にその辺にいそうで気持ち悪いですよ。主人公より存在感あります。
主人公は恐らくキーファー・サザーランドなのですが、結局の活躍者はナンシー・トラヴィスなんですよね。
ジェフも失踪の謎を知りたくて奮闘してましたが、見てる私も「一体何でな~~ん
」と1人悶々としてました。
何となく地味っぽい映画なんですけど、なかなかのサスペンスでしたよ。
派手なアクションはありませんが、おススメします。
が実はコレ、リメイクなんですよね。
オリジナルは1988年制作の『ザ・バニシング 消失』 と言う作品で、 ベストオランダフィルム最高賞と言う賞を受賞するほど質の高いサイコ・サスペンス。
それだけでは満足できなかったのか、ジョルジュ・シュルイツアー監督はセルフリメイクで『失踪』を撮ってしまったんです。
『失踪』を単体で見るなら何の問題もない「そこそこ面白いサスペンス」なのですが、やはりオリジナルの出来の方が絶対的に良いワケなので先に『失踪』を見てしまってから『消失』の方を見ると、面白みも半減です。
なので、もしレンタルショップで『失踪』を見かけて「見たいなぁ。」と思った方は、ぜひオリジナルの『消失』の方を探してみて下さい。無かったらしょうがないけど(;^ω^)
ハネケ監督も『ファニーゲーム』をセルフリメイクしてましたけど、やっぱり撮ってから「あそこはもっとこうした方が良かった・・。よし!撮りなおしだ!」とか思っちゃうんでしょうか。
何十年とたって技術の進歩が理由で取り直すなら理解できるのですが、そんなに何年もたたずにセルフリメイクされると「男らしくねぇな」と思ってしまうのは私だけでしょうか。
06/09/29

