スペイン産のPOV映画で、既にハリウッドでもリメイクされました。
POV(ポイント・オブ・ヴュー)と言うのはまるでドキュメンタリーのように登場人物が撮影し、見ているこちら側目線でストーリーが展開される主観撮影映画・・と言う事です。
最近では『クローバーフィールド』がそうでしたが、それにしてもこういった映画はいつまで『ブレアウィッチ』と並べられるんでしょうね。『ブレアウィッチ』って、そんなに面白くなかったような・・(;^ω^)
ローカルTV局の地域密着番組「眠らない街」の撮影ため、レポーターのアンヘラとカメラマンのパブロは消防署に来ていた。署内は和気藹々としていて、「普段は暇」だと言う彼らにアンヘラ達は「何か起きて欲しい」と冗談交じりに言うのだった。 そしてアンヘラの期待通り出動のサイレンが鳴り、消防士のマヌーとアレックスと共にアンヘラ・パブロは一緒に消防車に乗り込む。
消防士と取材クルー達を待っていたのは、消火活動ではなく「叫び声が聞こえたので通報した」と言う救助活動だったワケですよ。
建物のロビーには住民数人が集まっていて、通報を受けた警察官も2人来ている。とにかく叫び声が聞こえたという部屋のドアをぶち破り、警官と消防士が突入。
疎ましく思われながらも、アンヘラはリポートをパブロは撮影を止めない。
アンヘラを演じるマニュエラ・ヴェラスコは、結構童顔で可愛いですよ。とても30過ぎてるとは思えません。が、日本の女子アナからは考えられないほどのリポート魂で、更に興奮すると気の強さはハンパじゃないです(笑)
パブロが撮影した映像で映画が進行していくワケなので、こちらも現場にいるような緊張感が味わえます。
一体どういった内容かと言うと、アンヘラ達が行った先で血まみれのお婆さんがいたんです。そのお婆さんが突然警官に噛み付き、そこから感染していく・・といったリアル・パニック・ムービー。
外からもなぜか大勢の警察官が包囲していて、建物全体を隔離するかのように厳戒態勢に。なので外には出してもらえないワケですよ。
一体何が起こったのかなど、なかなか分かりません。
登場人物達と共に知って見ていく演出なので、私はあまりイライラしませんでしたが、物語に入り込めない人には合わないでしょうね。
それより私は、アンヘラや子持ちの母にイライラしました。ギャーギャーうるさいんですよね・・![]()
アンヘラと一緒に頑張って戦うのは、消防士マヌー。よく見たらヴィン・ディーゼルっぽいかも。アンヘラと一緒に・・って言うか、彼が1番活躍してました。アンヘラは相変わらず凄まじいリポート根性。
この映画のウリはやはりPOVなので、嘘臭くなるようなBGMは一切入っていません。俳優さん達にはその日撮影する分の台本だけが配られ、演じている俳優さん達も映画がどう展開していくのか分からないまま撮影したそうです。
内容に捻り等はないものの、物語の展開から展開へのバトンタッチも見事だし丁寧に作られてる事が分かります。規模的には『クローバーフィールド』のように派手ではありませんが、なかなか好感持てました。
監督はジャウマ・バラゲロ。最近見た中では『機械仕掛けの小児病棟』があります。
早すぎるハリウッドリメイクに一言だけ疑問が。
オリジナルのアンヘラは凄くキュートで可愛いんですが、リメイクでアンヘラ役を演じるのはジェニファー・カーペンターですよ。
知りませんか?『エミリー・ローズ』の主演女優さんですよ。それってアリですか?
バラゲロ監督による続編は今年公開の予定です。日本の公開はちょっと分りませんが。
以下ラストに触れますので、読まれる方は反転してお願いします。
最後に逃げ込んだのは誰も使っていないはずの最上階部屋ですが、結局はそこが根源だったワケですね。ここまで気丈に頑張っていたアンヘラも既に限界に達し、真っ暗な中で赤外線撮影が始まる。 その部屋は安全地帯などではなく、不気味な人影が。
この不気味な生き物ですが、『機械仕掛けの小児病棟』に出てきた垂れ乳女にソックリ(笑) 物語を簡潔にせず曖昧なまま終わってしまったのは、どうやら続編に繋げるためだとの事ですが、はてさてどうなんでしょうか。
