昔見た時はそれなりにショックを受けて脳裏に焼きついたもんですが、今になってみると最新技術に慣れた目のせいもあってチャチく見えたり、大人になってるので冷静に見れたり。
かと言って、やっぱり面白いんですよね。
何十年たっても覚えている映画と言うものは、恐らくこれから何十年たとうが同じく記憶に残り続ける映画となる気がします。
この『スクワーム』は1976年制作の動物パニック先駆けの映画ですが、劇中では1975年の設定になっています。冒頭のテロップでも流れているのですが、どうやら実際に1975年に起こった事件を基に作った・・との事です。どこまで本当かは知りませんが(;^ω^)
舞台はフライクリークと言う田舎町。母と妹と3人暮らしのジェリーは彼氏・ミックが都会からやってくるので、隣人であるロジャーから車を借りて迎えに行く。と言うのも、前日にやってきた嵐のせいで道が封鎖されてしまった為だった。 ミックはフライクリークの骨董品を買うためにやって来たのだが、骨董品店へ向かうも店主は留守。代わりに人骨を発見する。2人は保安官に通報するが、保安官が来た時には人骨は消えていた。
よくミミズと言われていますが、本作に出てくる生き物はゴカイと言う設定のようです。
まぁ、とにかく町民が十万匹以上のゴカイに襲われるといった内容ですよ。このゴカイと言う生き物は形態はミミズとそう大差ないのですが、違うのは気味の悪い牙が生えた口があるという事です。
何百匹のゴカイがのた打ち回る姿は圧巻であります。
どうして人を襲うのかという理由ですが、嵐のために鉄塔が崩れ落ちて行き場を無くした高圧電線が暴れまわって地面に電流を流し続けるワケです。
元々フライクリークのゴカイは変わり者との事ですが、その電流のせいで更に突然変異を起こした・・と言うアリガチな設定。
冒頭からゴカイの超アップが映り、苦手な方は悲鳴もんです。ですが、なかなか事件が起こらない・・パニックもののお決まりですな( ̄▽ ̄)主人公達が気付き始めても、誰も信じちゃくれないワケです。
この映画のヒロインであるジェリーですが、どうも好きになれないんですよね~。キャーキャー言ってるだけですしね。そして前髪に違和感・・・。
ジェリーが車を借りる隣人のロジャーはゴカイ養殖場の倅なんですよ。黙って立ってればそこそこ男前っぽいんですが、口を開くとなぜか気持ち悪い。
だからと言って、ぜんぜん嫌な人でも悪い人でもないんです。このロジャーはジェリーの事が好きなんですが、思いのたけをやや強引にぶつけた挙句突き飛ばされ、そしてゴカイの餌食。
何とか生きながらえたものの、ジェリーの家に訪れミックにヤラれゴカイの海へ落とされる。だんだんゾンビみたいになってくる(笑)
確かに気持ち悪いですが、凄くロジャー可哀想ですよ。
と言うか主人公2人の魅力が無さすぎる。
映画そのものの作りはチャチく、ゴカイにしてもマクロ撮影したものを作中多用していて、見ているこちら側が勝手に「町中、家中ゴカイ何十万匹!!」と言う想像で成り立っているようなものです。
ゴカイなんてそれだけの映像で十分ではありますけどね・・![]()
この映画の監督はジェフ・リーバーマンと言う人で、スパゲティを食べている町民をアップで映したりシャワーからゴカイがニョロニョロ出てきたり、なかなかウマい演出をしています。
ロジャーがゴカイに襲われるシーンなんかは、リック・ベイカーが特殊メイクを担当しています。
この映画、今の技術でリメイクされたら凄まじい作品になりそうな気がしますね。
この映画は「ゴカイ」と言う生理的嫌悪感の強い生き物が作品を盛り上げてくれてるのみで、パニック映画特有の人間模様やらは弱く展開もダラダラです。
ただ、記憶に残る映画と言う事は間違いないです。
昔は地上波で堂々と流れていましたので、見た方も多いのではないでしょうか?
08/07/20
