深夜の田舎道に車を走らせる夫婦。しかし車中の雰囲気は最悪なもので、口を開けばイヤミばかり。
それもそのはず。あとは離婚届にサインするのみの、終わりかけた夫婦だったのだ。
夫・デヴィッドは、早く家に着きたいあまりハイウェイを降りて脇道を選ぶ。
しかし、途中でアライグマを轢きそうになったあたりから車の様子もおかしくなり、道も分からなくなる。険悪だった夫婦の雰囲気は、ますます悪化。
ガソリンスタンドを見つけた2人はスタンドの店員に車の様子を見てもらうが、結局は少し走らせた場所で車は止まってしまう。
2人はスタンドまで歩いて戻るが、スタンドは閉店していて途方に暮れる。
そんな時、隣接してあった1件のモーテルを見つける。
立ち往生するしかなかったので、夫婦は汚らしいモーテルで夜を明かす事を選択するのだが・・・。
嫁のエイミーはケイト・ベッキンセールです。
私、めちゃめちゃ怖かったですよ
何の期待もせずに見たこの映画、オープニングから惹きつけられました。クレジットの雰囲気は80年代。
そうなんです。この映画、80年代の正統派スリラーがお好きな方にはバッチリな作品なんです
普段はゾンビやら内臓飛び出るホラーなんかを見たりしていますが、この映画にはグロはほとんど出てきません。捻った展開もありません。想像通りにキャストが動いてくれます。
音楽も流行りのものを持ってきたりはせず、何かを擦ったり耳障りな金属音を断続的に流す音響効果を使用しています。
音って大事ですね。ずっと不安を煽ってくれていますよ。この映画が終わる時まで、安心感を与えてくれません。
前半のしばらくは、仲の悪い夫婦のイヤ~な空気を前面に出してきます。どうしてそうなってしまったのかとか、そういったバックグラウンドは徐々に垣間見えますが、余計な話はあまり出ません。
車で寝た方がマシでは?と思うような汚らしい部屋に通された2人だったが、乱雑に置いてあったビデオテープを再生してみると不気味なホラー映画が流れる。
しかしデヴィッドは気付いてしまった。映画の中に映ってる部屋は、自分達の居る部屋と全く同じだという事に。単なる悪趣味なホラー映画ではなく、おぞましい狂気に満ちたスナッフ・フィルムだったのだ!
次の犠牲となる登場人物は、自分達・・???
ケイト・ベッキンセールと言えば、美しくて強いイメージないですか?
しかし、この映画に出てくるケイトは秀でた美しさは抑えられ、泣きながら夫の後ろを付いていくか弱い女性なんです。
そこだけ気になりました。
ケイトじゃなくても良かったんでは・・・。
夫役のルーク・ウィルソンはなかなか良かったですよ。太ったトム・クルーズみたいな感じ?
近道しようとしてハイウェイ降りるなんて、『less-』見なかったのかしら!?とんでもない事になるんだから!
VFXや高技術に溢れたこの時代、逆に新鮮でした。
『ホステル2』より怖かったですよ。
エンドロールもカッコ良くて好きです。
ちなみにですね、原題は『VACANCY』となってます。
いろんな映画でホテルが出てきた場合、この単語をお見かけした事はありませんか?
「空室」と言う意味です。これにNOのライトがプラスされたら「満室」になるワケです。
▽▲▽▲以下ネタバレ▽▲▽▲
夫は死んだ方が良かった。
確かに見てて「良かった~」と思ったけど、ウマくいきすぎだわ。絶望感が欲しい。
あとね、助手席でナイフでリンゴ剥いちゃダメでしょ!
