いつもご覧いただきありがとうございます。
昨今なかなか灯台への旅がしにくい環境ですので、しばらくは映画や旅の妄想を膨らませながら生活しようかなと考えている次第です。
さて、今回は「新・喜びも悲しみも幾歳月」という映画を見たその感想について少しお話したいと思います。
「新・喜びも悲しみも幾歳月」は灯台守(灯台を管理する職業)の生活を描いた作品で、「喜びも悲しみも幾歳月」のリメイク版だそうです。
正直にいうと「喜びも悲しみも幾歳月」も見たことがないのですが、この作品はすでに60年近く前の作品であるため、なかなか実感がわかないだろうと思いました。
そこで、順序が前後するかもですが、続編である「新・喜びも悲しみも幾歳月」から拝見した次第です。(それでも筆者の誕生以前の35年前の作品です。)
ですので、時代は昭和末期の生活内容にアップデートされているようでした。
さて、ここからが本題で、この感想について灯台ファンとして語っていきたいと思います。
(作品の特徴)
灯台守の仕事の大変さというよりは転勤等による家族との向き合い方の大変さが中心に描かれていたように感じました。
灯台フォーラム等で聞く話は灯台守の仕事に関連する内容を聞くことが多かったですが、本作品ではその家族に焦点が当たっていて家族の各々がどのような心境で灯台守の転勤について向き合っていたかを疑似体験できて大変興味深い作品でした。
確かに、数年おきに転勤となり行く先々は離島や半島の先端の僻地であることを考えると家族の理解なしで成り立たない職業なのだと改めて感じました。
(作品で伝えたかったことを推測)
この作品を見て思ったのは、時代背景もあるかもしれませんが、現代に比べて家族を中心に人との絆が深いと改めて感じました。以前、灯台守の仲間は非常に仲間意識が強固というお話をお聞きしたことがあります。この作品では、職場の同僚と家族ぐるみでの定期的な飲み会など非常に良好な人間関係を築くことができている描写があり、そのシーンを紐解くと、よりものが溢れる現在の中で何か物足りないという回答に対してヒントがあるような気がしました。
以上のことから、灯台守の仕事内容はもちろんのこと、同僚や家族との絆、相手を思いやる心を日常のさりげない場面から伝えたいというような意図があったように感じました。
このさりげなくという部分が筆者には刺さり、感動してしまいました。日常生活でも感謝はさりげなく伝えるのが日本人らしさというか。(この辺は価値観の問題かもしれませんが。)
(灯台ファンとしての感想)
灯台ファンとして改めて気づいたことは、灯台へ到着したときの心境は各々違うというのがわかったということがあります。
灯台の立地する岬を訪問する際や到着後に、どのような感想を持つかで人間性がわかる気がしました(笑)
到達困難な場所だからこそ、人間の知恵を絞らないと楽しんだり、新たなことを発見したりということができない。でも、それを考えるのが楽しいというかそういうところに灯台旅の魅力があると改めて感じました。
灯台から見る景色は、灯台までの経路が大変なほど美しく感じてしまいます。どんなに小さく周囲が寂れていても、自ら調査し、自らの足で運んだ灯台から見る景色は、世界に1つしかない大切な景色だと思います。
ちょっと大きな口を叩きましたが、そんなことを思い今後の灯台旅を楽しくするヒントができて楽しかったです。
最後まで、筆者の感想にお付き合いいただきありがとうございました。
もしよろしければ一度作品について御覧ください。
