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山本も次第にバイトに慣れてきた。勤め先が普通のサラリーマンと違うだけになるべくドジをしないように無難に勤めなければ、ひどい目に遭わされそうな気がする。お客はいつも常連客がほとんど、そのお客達が、店のコンパニオンガールに飲まされる量ときたら半端ではない。「何やってんのよ、もっと飲みなさいよ、男でしょ!ほら、隣の女の子のグラスにつぎなさいよ」と店のママが葉っぱをかけたり、客に命じたり。おまけに客は大半が肉体労働者とあって、水の様に酒を飲む。当然ながら、しばらくすると、客は皆トイレで吐いて動けなくなる。翌日、二日酔いで帰って行く客には結構な額のツケがついているが、美人のコンパニオンガールと面倒見のいいママがいる山本の勤めるこの店にはどういう訳か客が絶えない。