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そんなある朝、足立は夏に日が昇るのが早いせいで、目覚まし時計が鳴る前に目が覚めた。もう少しゆっくりしょうとしばらく寝た。再び時計を見るとセットしていた時刻から30分過ぎている。どういう訳か1時間遅い時間に目覚ましタイマーが変わっている。慌てて飛び起き、朝食抜きでバイト先に向かう。出社時間には危うく間に合ったが、社員に人から
「出社時間にぎりぎりくる様じゃ駄目じゃないか。もう子供じゃないのだから自分で自己管理をしっかりしろ。」
などと子供のような注意を受ける始末。アルバイトの仕事は、インテリアカタログの見本帳を製造する会社で、製本の仕事をしている。毎日各ページに落丁はないか、乱丁はないかを見て、箱詰めしていく仕事を担当している。今日朝食抜きとなった足立は、仕事中もかなりしんどい様子だ。