マリエさんの愛車を
10年前からお世話して
くれていた担当セールスマンさんが
その自動車会社を退社して
故郷へ帰ることになった。

先月、定期のオイル交換の折りに
聞いていて…
自動車会社のセールスマンと客
それ以下でも、それ以上でも
無いけれど、マリエさん的には
かなりお世話になった。

まだ決まってはいないようだが
故郷では新たな仕事に就くらしい

何か記念品を…
話を聞いてからそんな気持ちに
なっていた。

自動車ディーラーのショールームでは
こっちは客だぞ!って態度の
お客をたまに見掛けるが
マリエさんはそう言うの嫌いなので
ましてや露骨な値段交渉の駆け引き
なんて出来ない性分なので…
もちろんセールス氏の言いなりで
車を買ったりはしないが
ショールームでコーヒーを
出されるのもはばかるような
性格なので、でも
マリエさんの担当セールス氏は
そう言ったところを理解されていて
必要以上のサービスをしてくれた
それが普通なのかも知れないが
マリエさんはそう感じていた。

故郷へ帰ることを決めたのは
独り暮らしの母親が
寝たきりでは無いものの
さいきんめっきり弱ってきた
そうで、以前から仕事を辞めて
帰ることを考えていたそうだ。

今の会社でもそれなりの地位まで
来ていたようだ
それをすべて捨てて故郷へ帰る
のだから、並大抵の決心では
ないだろう。

記念品…
新しい仕事に就いたときに
使えればと思ってネーム入りの
ボールペンを…

今日は、口実として手持ちの
純正パーツの取り付けを依頼に
行ったのですが午後6時を廻って
居たのにもかかわらず、工場が手すき
だったのかその場で取り付けて
くれました。
その流れで、店長さんと自分の
後任の課長さんを紹介して
くれました。

二人が去ったあと
仕上がった車に向かう前に
「お世話になったので、記念品です。」
といってお店のオリジナルの手提げ
に入ったボールペンを渡しました。

車に乗り込んでから
追加でまた販促グッズをくれ
握手をしてお別れをしました。

「故郷でもがんばってくださいね。」

「ありがとうございます。」

国道にでるための誘導をしてくれて
マリエさんは軽く会釈をして
ショールームを後にしました。


記念品、気に入ってくれると
いいけれど
ウインク