どなたかのブログで拝見しましたが、かつてはEF58・115系が配置された長岡運転所(長岡車両センター)が、来年3月ダイヤ改正で廃止と組合資料にあったそうです。
115系はだいぶ前に新潟車両センターに集約され、ELも定期運用を失って久しいので、廃止は致し方ないでしょう。
その115系も、この3月ダイヤ改正で引退しました。
長岡運転所配置で忘れられないのは、上越型のEF58です。
特急客 3002レ 北陸
EF58 110[長岡]+20系客車[北オク]
1978.4.29 上野
110号機は「能登」を舞台にした絵本「やこうれっしゃ」(福音館書店・1980年3月刊)に「出演」しています。
「53.10」改正で、EF58は高崎第二機関区⇔長岡所の間で運用の持ち替えが行われました。
803・802レ 天の川 長岡→高崎第二
3605・3604レ 能登 高崎第二→長岡
機関車運用に興味のあった人間には、EF58の歴史がそのまま表れた絵本として、興味深く拝読しました。
長岡所の「名優」として忘れがたい車両を、もう一つ挙げましょう。
荷電を115系の先頭に連結すると、115系の普通電車も「長距離列車」の貫禄がありました。
724M
クモニ83・クモユ141[新ナカ]+115系11連[高シマ]
1982.11.14 上野
JR旅客会社でも各地の名産品などを「荷物」として運んでいますが、国鉄時代の輸送量とは比較になりません。
荷物車は鉄道の「逞しさ」を感じる車両でした。
長岡運転所はJRになってからもしばらくの間、国鉄時代の「引継」で貨物列車の運用を受託していました。
貨物運用が残っていれば存続できたかも知れません。
国鉄時代の名残を私が最後に見たシーンでした。
専貨 883レ
EF81 140[長岡]+コキ車
2003.3.21 酒田