5月の味わい深かった国鉄型 485系史上最速の「かがやき」 | 空の下、レールの上を人生と共に(JNR Forever)

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鉄道史に残る「63.3(1988《昭和63》年3月13日)」全国JRダイヤ改正。

増発規模・話題性共に空前のダイヤ改正でした。

 

この改正で「北斗星」と共に、485系「かがやき」(金沢-長岡)と「きらめき」(米原-金沢)が登場しました。


東海道・上越新幹線経由で金沢への時間短縮を図り、在来線で初めて表定速度(走行距離÷所要時間)が90km/hを突破したことは鉄道史に記録されます。

 

一時期金沢へは米原経由が優勢でしたが、「かがやき」で上越回りが優勢となり、「かがやき」は増発とスピードアップを図り金沢-長岡間は2時間28分まで短縮、ついに表定速度は100km/hを突破しました(101.5km/h)。

 

更にグリーン車も連結して、充実します。

 

1003M 特急 かがやき3号

485系6連[金サワ]

1991.5.4 柏崎

 

「かがやき」が485系最速とは、ある意味言葉のアヤです。


485系「はつかり」は、踏切が無い青函トンネルでは運輸省(当時)特認で140km/h走行していたからです。

 

でも表定速度では「かがやき」が上回ります。

北陸本線・信越本線は踏切があるので、運輸省特認はとっていない筈で、120km/hで表定速度100km/hは特筆されます。

 

「かがやき」はほくほく線の開業で一旦発展解消しますが、現在は北陸新幹線の愛称に登用されているのは皆さまご存じでしょう。