今回も蒸気機関車、東京都足立区 鹿浜北公園 C50 75号機をご紹介します。
非公式側から撮影。
テンダーを見て頂くとお分かりのように、この機関車は2年ほど前から修復作業中です。
C50形は旅客用蒸気機関車として昭和4年(1929年)から製造が始まった中形のテンダー形機関車で、8620形をベースに給水温め器の取り付け、先台車のエコノミー化などの改良を行い国内向けには154両が製造されました。
しかし、改良を行ったはずの給水温め器の不具合と重量増加、エコノミー化した先台車を起因とする脱線が多発し、取り回しの良い8620形が好まれるようになり、戦後の混乱期も落ち着くと入換用に多くが転用され、昭和49年(1974年)には全車引退となりました。
地味な形式であったため、保存車は蒸気機関車としては少なく、全国でも6両だけ現存しています。
もちろん東京都内ではこの75号機が唯一の保存機です。
真正面から。
ヘッドライトが失われていますが、他の方が撮影された以前の画像を見るとありましたので、修復作業のために取り外されているようです。
公式側。
上屋が付き、高い柵に囲われての保存となっています。
こちらのサイドには修復に使用されると思われる資材が置かれています。
なお、この機関車は「カネヨ車輌研究所」と言うボランティア団体の方々が修復を担当なさっています。
公式側の前には解説板があります。
内容は控え目です。
公式側テンダー前には蒸気機関車の仕組みを記載した内容の解説板があります。
非公式側テンダー。
まだ修復中ですが、台枠まで錆び止めが塗られ、担いバネやイコライザー、軸箱まで、非常に丁寧な修復をされているのがうかがえます。
テンダー真正面。
「カネヨ車輌研究所」のブログを拝見した所、連結器まで分解しているとの記事があり、非常に驚きました。
なお、私は2017年1月にこの機関車を訪問していますが、4面ともにナンバープレートはありましたが、現在は正面以外は全て外されています。
公式側テンダー。
非公式側と…
公式側のキャブ。
窓が大きく軽快な印象です。
ナンバープレートの他、製造銘板や区名札差しも外されています。
ブログによると、テンダーの外部の修復が終わったそうなので、もうじきエンジン部の修復作業に入れるのかも知れません。
外観全景。
立派な上屋と高めの柵に囲われています。

前回訪問時の様子。
公式側のテンダーはすでに錆び止め塗料が塗られた状態でした。
非公式側。
こちら側はまだ作業に取り掛かる前のようでした。

正直なところ、前回訪問から2年以上が経過し、修復作業は終わっているだろう。くらいの気持ちで訪問しましたが、テンダー全体が赤い錆び止め塗料に塗られたままだったので落胆しましたが、テンダー周りを見て行くと本文でも書きましたが、非常に丁寧に修復作業されているのが見てとれ、本当に頭の下がる思いでした。
また、このような作業が出来るのもボランティア活動とはいえ、自治体の理解ある協力がここでもあると感じました。
最後となりますが、失礼ながら何のお手伝いもせずこの記事を書いているだけですが、「カネヨ車輌研究所」の方々にはお身体に気をつけて頂き、修復の完成を心よりお祈り申し上げます。

撮影年月
2019年9月
場所
足立区 鹿浜北公園
今回私は赤羽駅から舎人(とねり)団地行きまたは西新井駅行き国際興業バスを利用し、鹿浜三丁目下車徒歩5分ほどでした。
公式ホームページによると…
東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)西新井駅東口または日暮里・舎人ライナー西新井大師西駅よりコミュニティバスはるかぜ「鹿浜都市農業公園行」で「北鹿浜小南」下車徒歩2分
・東武伊勢崎線西新井駅西口より東武バス「鹿浜都市農業公園行」で「鹿浜中学校」下車徒歩3分

開園時間は午前9時30分です。
閉園時間は季節ごとに変わります。
11-1月午後4時、9-10月・2-4月午後5時、5-8月午後5時30分
年末年始休園