この、どこから見てもアメリカの機関車にしか見えない機関車は、実は昭和33年、日立製作所が造った機関車であり、その名をDF91と言う。
DF91というと、製造時DF40であり、四国で活躍した丸窓のDF50の試作機を思い浮かべる人も多いと思う。
なにしろ、この黒いアメリカンは、試作機ではない。実は量産機なのだが、日本ではたった1か月しか存在しなかったからだ。
その正体は、台湾国鉄の機関車だったのである。
輸出に先立ち、国鉄線路上でトライアルするために仮形式をつけたのだ。
台湾ではR0型として活躍、台湾の鉄道博物館にも保存されている。
台湾では当初オレンジに白帯、晩年は水色に塗り替えられ、ライトは2灯に、またカウキャッチャーがつけられている。
模型は有井のグレートノーザンSD7という機関車が似ていたので、尖った妻板を切り落として平らにし、キャブに窓を増設してDD13や14に似た形にし、冷却ファンを小型5基から大型1基に改めただけで、ルーバーの配置などは手を付けなかったが、十分DF91の雰囲気は出せたと思う。


