近鉄の本線は、国鉄と軌間が異なるため、電動貨車による貨物輸送を行った。
小さな私鉄の電動貨車は、「ワム」級のちっぽけなものが多かったが、さすが大近鉄、堂々のワキ級の貨車を運航していた。
 実際には関東私鉄の電車と同じ17メートル強しかない電車だが、見た目はもっと大きく見えるのはさすがだと思う。
 このほか、貨物扉が内側で、車体にリブがあり、国鉄の冷蔵車に似たモワ81もあった。
なお、モワ80型には、このほか工事用入れ替え車も含まれ、名車モ2200型や、大正時代の木造半円型電車を改造したモワ85などもあった。
ほかに、無蓋のモト90型もある。








この、どこから見てもアメリカの機関車にしか見えない機関車は、実は昭和33年、日立製作所が造った機関車であり、その名をDF91と言う。
DF91というと、製造時DF40であり、四国で活躍した丸窓のDF50の試作機を思い浮かべる人も多いと思う。
なにしろ、この黒いアメリカンは、試作機ではない。実は量産機なのだが、日本ではたった1か月しか存在しなかったからだ。
 その正体は、台湾国鉄の機関車だったのである。
輸出に先立ち、国鉄線路上でトライアルするために仮形式をつけたのだ。
台湾ではR0型として活躍、台湾の鉄道博物館にも保存されている。
台湾では当初オレンジに白帯、晩年は水色に塗り替えられ、ライトは2灯に、またカウキャッチャーがつけられている。

模型は有井のグレートノーザンSD7という機関車が似ていたので、尖った妻板を切り落として平らにし、キャブに窓を増設してDD13や14に似た形にし、冷却ファンを小型5基から大型1基に改めただけで、ルーバーの配置などは手を付けなかったが、十分DF91の雰囲気は出せたと思う。