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彼と2人で会うようになって
あっという間に1年が経ってしまった。
彼は何かと私と居たがるから
ほぼ彼一色の1年間だった。
彼と出会う前は
長い間1人の生活だったけれど
サークルとそれ以外の趣味で充実していた。
そこで関わるたくさんの仲間もいたし
寂しいと思ったことは無かった。
むしろ最近は
そういった仲間たちと疎遠になりつつあることが
少し寂しく感じてはいる。
けれど、1人の生活を楽しんでいた日々でも
ふと将来のことを考えたときに
漠然とした不安感のようなものが
浮かんでくることがあった。
そういうときは楽しいはずの趣味に
集中できなくなるときがあった。
今は、そういう不安感が無くなった。
私を必要としてくれている人がいるということが
私を満たされた気持ちにしてくれている。
とはいえ、1年後も彼が隣にいるとは限らない。
わたしの人生にとって
大切にしたいことのために
彼とは別れなければいけないかもしれない。
その期限は決めている。
彼と離れても大丈夫なように
また1人になった自分を
時々想像してみるのだけれど
彼の笑顔が邪魔してくる。
来年の私はどんな気持ちでいるのだろう。
普段彼と一緒にいるときは
元奥さんの影は全く感じない。
というか結婚していたことも感じない・・・
とは言え
学生時代のサークル仲間の飲み会や結婚式で
これからも会う機会はあるだろうし
元奥さんとの関係が完全に切れることは無い。
彼と元奥さんが実際には
どういうやりとりをしているのか
私には分からない。
彼が漏らした断片的な話から
私が妄想を膨らませているだけ。
実際には私が考えていることと
正反対のやりとりがされていることだってありうる。
でもそんなことばっかり考えていたら
妄想は膨らむばかりで馬鹿らしい。
元奥さんの名前を見たとき
1回目より2回目や3回目のほうが
衝撃は少なかった。
これから少しずつ
元奥さんに対する思いは薄まっていくと思う。
私はただ
横にいる彼の笑顔を信じるしかない。
正直、今までの彼は良き夫向きではないし
元奥さんには素敵な人が現れてくれることを
誠に勝手ながら願う。