旅に出るのは良いが

その準備となるとホントに面倒だ。

結局、ギリギリまですったもんだして

出発前日・当日にわーっ!となる‥


急に買う予定になかったものを買ってたり

やっといた方がいいか‥

ぐらいの事はもうやらなかったし‥


細かい話になると‥

雨戸は完全に閉めると明らかに留守とわかり防犯には良くない‥かと言って閉めないと雨風でガラスがどうにかなるのでは?などと悶絶した結果、半分閉めとくか!と中途半端な事をしだす。


最後に冷蔵庫を除く全ての電源を切る!

ガス・水道元栓締める!


と、それだけは重要項目だったが‥

始発出発に向け、家を出たが

途中でウォシュレットの電源コンセント抜くのを忘れ、慌てて戻り危うく始発に乗り損ねる所であった‥


こんな具合に、

ドタバタとスタートを切って

飛行機に乗り込んだ。


乗ったら乗ったで、

我々の座席に間違って座ってる女はいるし

となりの巨漢の黒人男性は、ウオッカか何かをしこたま飲み13時間中1回だけトイレに出たきり食事もとらず眠りつづけ‥

ジリジリと身体を伸ばし、我々の席を侵食し始めるし‥

ビールは2本まで、映画は日本語字幕なしの上、つまらん中国系の映画ばかり、食事も全部茶色い何か‥

相場より5万円ほど安い飛行機に乗るとこうなるのだ!と諦めたが‥

それにしても我慢大会を早々に強いられるとは思いもしなかった。


それでも、ロシア上空を飛べるこの飛行機は、どこよりも早くイギリスへ到着するという不思議な事も起こる。


乗り継ぎ含め18時間の飛行、

身体がグラグラし、頭はボーっとなっていて前には無かった感覚を知る‥

かろうじて友人から餞別がわりに貰ったロン毛付き帽子で気を取り直すも‥


これは老化現象じゃないか?


こんな移動、あと何回できるのか?

さすがにリアルに感じつつ


空港で待つイギリス人の旧友と落ち合う。


元マネージャーをやってくれた男、

ジェームスは我々より少し年下だが、初めて会った頃より明らかにオッサンになっていた‥もう20年もの付き合いになる。


そういう我々もかなりのオッサンなのだが

アジア人は若く見えるので、並んで立つと

どう見ても彼の方が歳をとっているように見えてしまうから不思議だ。


憂鬱な気分も久しぶりの再会となると

心が躍り、来てよかった!と思える‥


英語が出来ない俺の、すったもんだ会話を除けば概ね良好!と書いておく。


時差ボケが抜けるまで

暫く酷い事になるが、もう帰れないので

観念してこれからの行軍に参加すると書いておこう。


まずは‥

機材点検・演奏の最終チェック‥

新曲、まだ間違えるという段階で

現場に出る!何卒!


合掌

( ̄ー ̄)