松崎和也 | 赫いわななき〜地獄編〜

赫いわななき〜地獄編〜

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{473AF709-68AC-48D9-8255-71F866996B36}「ときめきサンバ」松崎和也
作詩曲・編曲/西川武志
T'ralCooperation JMNS-327 2009.09.15.

今回ご紹介するのは松崎和也さん。各方面で話題になってる方のようですが、ここでは楽曲の紹介に特化しておきます。

一応プロフは、1992年3月12日生れの今年25歳。長野県を拠点にして歌手以外に司会とかもされてるようですね。
デビュー曲は2009年の「ほ〜ら春が」という曲(これは未聴)で、これまでにシングル3枚・アルバムも1枚リリースされております。詳しくはご本人のHPがありますのでご覧下さいませ。

ローカル系の歌手の方は昔からたくさんいらっしゃるんですよ。演歌系の方は特に多いし、昔と違って今はCDが割と簡単に作れちゃうのでご当地の人気歌手ってのが各地にいらっしゃるようです。アナログレコードの頃はそういう方々の『勝負!入魂の一曲』みたいなのを発見するのが大好きだったんですが(この辺はHPの方で。今は京都発のエルレコードからリリースしたアイドル全制覇が目標なの笑)、今回ご紹介するこの「ときめきサンバ」はその辺をこれでもかというくらい電動刷毛でくすぐられるような、そんな身悶えする曲だったのです。

もうタイトルからして名曲然としてるでしょ。サンバでときめくのよ!
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インディーズでサンバといえば和田めぐみちゃんの「プリティーサマー」よね。あおきあいサマの「焼き鳥サンバ」とかもあるけど。

松崎さんについての知識はほぼなかったんですが(ゴメンなさい)、このタイトルだけで曲も聴かずに購入決定。インディーズレーベルだからってのもありますが、こういうトコロは思いっきる俺です(笑)。

で、最初にこの曲を聴いたときのの感想は…え、何か手拍子が…(爆)
そう、このCD、ライブ音源だったんです。予想だにしてなかった展開…このシングル、トラック6まであるんですがトラック1以外はすべてカラオケ(こちらは勿論ライブ音源ではありません)。スタジオ録りの歌入り音源が収録されてない、というのは斬新でした。別でリリースしてんのかなと思ったけどどうやら発売されてないようですね。

しかもこの曲、すっっんごいノリなのよ!いや何て云えばいいんだろう、別にご本人がアゲアゲのライブノリな感じでもないしオール生演奏でもないけど、イントロ部分からもうスリリングでウズウズし始めちゃうの。カラダが火照って紅潮してゆく感じ?久々に味わっちゃいました。

さらにさらに、イントロ部分で多分松崎さんがなにやら掛け声してるの。

…と!…き!…め!…き!…

イヤーン、“トキメキ”って云ってるのね!最初聴いた時は分かんなかったけどリピートしてそれに気付いた時には思わず失禁しそうに(笑)もうこういうの大好き!下山公介クンみたいやんけ!!
{52373875-5680-4551-8F62-2C3E086DAB11}下山クンは85年デビューのアイドル。「怪傑男伊達」では“カ!イ!ケ!ツ!”の掛け声コーラスが入ります。「裸足のソルジャー」の疾走感もスキ。

曲は王道のラテン歌謡、ソシアルダンスも踊れそうなイキオイ(多分トラック6はそれを狙ったであろうアレンジヴァージョンです)なんですが、ちゃんと歌謡曲としてのツボも作ってあります。サビの♫ときめきぃ〜ときめきぃ〜ときめきぃサ・ン・バ、てトコロのジリジリ感はキャッチー過ぎる!
詩もピュアな部分を表現したかと思ったら♫神様のわるさ、なんて歌詩もあったりしてやりたい放題。

作詩曲の西川武志さんって方も存じ上げない方なんですが、富山県高岡市で活動されてる作家・サックス奏者の方のようです。実はとあるHPで西川先生の楽曲を視聴できるようになってましてこの「ときめきサンバ」も視聴できました。しかもオリジナルは2007年、歌唱は渡辺ゆみ子さんという方。
渡辺さんバージョン…こちらは相当アジテーティブに歌い責めてくれててこっちも相当イイんですが、俺としては松崎さんヴァージョンに軍配を上げますね。これはもう感性の問題ですが、松崎さんの曲はドキドキしちゃうんだもん(恋かよ笑)

曲ラストはもいちど“ト・キ・メ・キ”のコール、と思いきや
♫と!き!め!…トキメキー!!
で華々しく終わります。…もうダメ、この曲ステキ過ぎるわ。序でに云っとくと、ライブ音源なので曲の最後に松崎さんの「ありがとうございましたー」も収録されております。彼の真面目さが窺えていい効果ですわよ。

絶対この曲、完全フリ付きだろうと思ったのに、動画で拝見した処その当時はフリは付いてなかったようです、残念。
いや今からでも遅くない!何なら俺がフリ考えるんで(爆、勿論コール部分はキメポーズよ)、アイドルムード歌謡の大本命曲として超プッシュすればいいのに。と思う位の高品質楽曲です。
あ、このライブ時(2009年8月7日のようです)は、西川先生のサックス演奏と、ダンサーの方も付いてたようです。ダンサーのお名前は…あ、渡辺ゆみ子さん(笑)この方ダンスもされるのね。調べたら西川さんと同事務所の方のようで、CDもリリースされてるようです(最新曲は「青いバラ/歌の花束」って濃厚曲。個人的には「愛してティアモ」が良かった。ウー!)

ただ、その後リリースされた「ぼくの青春」(最新曲ね)とかアルバム曲を聴いてみると、どうも路線的にはもう少しポップス寄りな曲が多いようで。「勝負ごころ」なんて演歌路線もオリジナルでお持ちみたいなんですが、やっぱ直太朗とか秦さんとかの方に行きたいんでしょうか。

いや勿体無い!こんないい曲なんだから是非これからもこの「ときめきサンバ」は歌って欲しいなぁ。今も現役で活動されてるようだし地元では人気者みたいなので、ご自身の好きな歌を歌い続けて頂き、たま〜にでもいいのでこのアイドル演歌路線(ルックスも好青年ぽいしアイドル要素充分よ)もご披露して欲しいと思っております。今度長野の知り合いにイベント情報教えてもらおっと^ ^

{90FF8968-5918-47E7-84E6-F6FC148328F7}裏ジャケ。デビュー当時の永瀬クンを思わす爽やかぶりですな。これからも頑張ってください!!