澪。(断酒の中。) | 題名のない断酒日記。(――彗星夢死――2015、初夏。)

題名のない断酒日記。(――彗星夢死――2015、初夏。)

2015、初夏。
断酒に関する、言葉とも言えないような言葉をスクラップしています。

愛用のポケット辞書で、澪、を引くと。

船の水路。航跡。「水脈」とも。

とあります。

レンドルミンの薬効より醒めました。

あたりに水の気配がする。香りがする。
不可視な水。
梟の翼を濡らす水。

舟のような身を魂を、夜気の海へと浮かべている。

どうした訳か、僕は夜に水のイメージを抱いています。
再三、この祈りの独唱めいたブログにはそうした連想を紡ぎました。

朝が来ると。
花々、枝々は露を纏い、滴を飾りますよね。
キラキラと。
アズールを背景とする光雲もまた、水滴が組成している。

水面から引き揚げられたばかりの世界に似ています。

叡知と夢と。
夜はそうしたタイムテーブル。

覚醒と吸収。
朝はそうした時の相。

昼に与えられた役割は。
維持と開放。
つまり破壊。夜間に再生されるべき、円環し巴を描くための崩壊と言えるでしょうか。
筋肉はいちど破壊されることで超回復し逞しくなると言います。

さて。
まあ逸れるような具象の話ではないけれど、話が逸れましたね。

水面が近づく。
もうすぐ夜明けだ。

体から、雫をしたたらせて。
ハムレットに登場した水死体のようにし覚醒の世界へと浮上する。
キラキラとした新しい体で、細胞で、眺望してみようと思います。

朝の、澪を。

輝き淀む。

わが水脈を。

軌跡を。