地球が およそ280回
廻るあいだに
太古の昔
芽生えた生命(いのち)の
35億年の旅を なぞるように
子宮に漂う海の中で
小さな生命(いのち)は進化を辿る
余分な精神の贅肉を
いっさい持たず
身も心も やわらかそのもので
生まれてきた
あなたに 何を贈ろう
地球が ほんの数十回
太陽の周りを旅するだけの
僅かな時が
わたし達に許された時間なのだ
遥か宇宙から眺めれば
たわいもない刹那のひとときを
わたし達は
どう つきあってゆこう
穏やかな愛の象(かたち)が
寝息をたてる
やさしいリズムに寄り添ったなら
慈しむ想いが すべてを充たし
朝日と溶け合う窓辺に
語りつぐべきものを探し当てる
愛が平和を生み出すのだ
大切なものを守りたいなら
争わなくてもいい
静かに愛を
ゆきわたらせよう
地球が 何憶何万回
太陽の周りを巡っても
つたえゆくものは
変わらない
この詩は 私の子ども達の赤ちゃん時代に書いたもので
ブログ初期に投稿しています。
２月に娘に赤ちゃんが生まれ、生まれたての赤ちゃんを前に
この詩が蘇ってきました。
今回は加筆修正しての再アップです。
娘は露出を好まないので
孫の写真の お披露目は一枚だけと申し渡され
選ぶのが難し過ぎて
しかも お顔のハッキリする前の新生児期限定とのこと。
一枚は寝顔だから カウントしないでね。
最近、つかまり立ち、伝い歩きを覚え
嬉しくてたまらない様子。
じきに あんよ でしょうか?
あどけない笑顔に 幸せ、貰っておりますーー
今年も残すところ、３週間余り。
何かと慌ただしい時節となりますが
皆さま、どうぞ ご自愛なさってくださいね。
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