1968年に発生したバス2台が大雨で増水した飛騨川に転落して、100人を超える死者を出した事故だ。テレビニュースや新聞で大々的に報道されたことを記憶している。当時の記録を読み直して私の理解とかなり違っていたことを知った。国道41号線を経由して乗鞍岳へ向かっていたが、土砂崩れで通行不能になったという情報により、名古屋方面へ帰ろうとしていた途上での事故だった。合計でバス15台という大規模なツアーだったことは知らなかった。引き返す途中で、地元の消防団の人が進まないで待機することをアドバイスしたが先頭集団のバスはアドバイスを無視して進行した。同じツアーバスの後部集団は消防団員のアドバイスに従って待機した。我が国の道路行政を大きく変えるきっかけになった。国道管理についての国の責任、自賠責保険の適用や、海に流された死体に関する漁業の風評被害など、多くの問題提起をした事故だった。