1990年前後のことだったと記憶しているが、発展途上国の人たちに技能を教育するという綺麗ごとで始まった制度だ。外国人を低賃金で雇用するという本音は見えていた。私が勤務していた企業の都心にあったビルにこの制度の取り纏め団体が入居を希望したが、課内の全員一致の意見によって断った。私たちは民間企業であっても、このような不純な組織の入居は認めないという気概があった。
外国人労働者が多くなったことが低賃金の原因だと言っているポピュリスト集団があるが、違うと思う。経済界が非正規雇用を増やしたことが主な原因だ。