岩場での救助 | muaiのブログ

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鈴鹿山脈の御在所岳で家内と一緒に岩登りの先生から岩登りを教わった時のことだ。藤内壁の色々な岩場で教わって、撤収直前に休んでいたら、上から「アッ」という声が聴こえた。見上げたら一人のクライマーが落下してきた。ザイルを付けていたが、ランニングビレイ用のハーケンが抜けたようで基部近くまで落ちてしまった。壁を登っていた他のクライマーたちは全員降りてきた。若手クライマーたちが山道を走って下って山小屋から担架を借りに行った。担架に負傷者を縛り付けたが、下りの山道は急峻だったので居合わせた人たちが担架に結び付けたザイル上から支持しながら下った。車道に救急車が来ていたので、負傷者を引き渡した。別パーティーでも全力で負傷者を救助したクライマーたちの連帯感を知って明るい気持ちになった。

 

負傷者は大学生で、頬の骨を骨折して前歯を数本折ったそうだが、命に別状は無かったと聴いた。ランニングビレイの取り方が不十分だった。

 

私は岩登りで墜落した経験は無いのだが、この時の記憶が私を用心深くさせたのだと思っている。無理して墜落するより、退却した方が賢明だと思うようになったからだ。