金属疲労 | muaiのブログ

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金属疲労という言葉は多くの人が知っている。どういう金属が金属疲労に強いのか、あるいは弱いのかは意外に知られていない。金属疲労が問題になった事例は、初期のジェット旅客機のコメットが空中分事故を起こしたことだ。事故原因を解明するために、機体の上に水を入れる柔らかいタンクを設置して、水を入れたり出したりする操作を繰り返した。最終的に繰返し応力による金属疲労によって機体が破断した。コメットの機体はアルミ合金(恐らくジュラルミン)製だった。アルミやアルミ合金は金属疲労に弱いことは定説になっている。

 

函館空港に旧ソ連のベレンコ中尉がミグ25戦闘機で強行着陸した事件があった。この戦闘機の機体はアルミ合金でなく重いスチールで作られていた。スチールは弾性変形の範囲内では金属疲労は無い。

 

1970年代後半に、アルミ製のフレームが競技用の自転車に使われるようになった。従来のクロムモリブデン鋼のパイプで作られたフレームと比較すると軽量だった。ところが、金属疲労によってパイプが破断する事故が発生して、ヨーロッパの複数のロードレースの選手たちが選手生命を失った。私はアルミフレームのスポーツタイプのミニベロを持っているのだが、早く買い替えたいと思っている。