30年近く前に、勤務先に受講費用を出してもらって、ショッピングセンターについてのセミナーを受講した。勤務先はショッピングセンターを運営していなかったし運営する計画も無かったが、大規模ビルには飲食・物販店テナントがいたし、新規ビルへのテナント誘致で参考になることを勉強したかった。講師は誰もが名を知っている総合スーパーの元事業開発部長だった。
新規開業のショッピングセンターでは入居が内定したテナントから100ケ月分の賃料に相当する「保証金」を預かるそうだ。保証金だけでショッピングセンターの土地取得コストと建築コストが賄える。会員制のゴルフ場がやっていた「会員権商売」と同じである。高額な会員権を買ってもらえるので、自己資金が無くてもゴルフ場を作ることができた。バブル期に建てられた会員制のリゾートマンションも同様だ。事業者のビジネスモデルを精査もしないで会員権を購入した人たちが痛い目に遭った。