バラの挿し木を行うために剪定鋏を使ったら切れ味が悪かった。キッチン鋏を代わりに使った。1年以上砥いでいなかったことを思い出して砥ぐことにした。双方の刃を止めている中央のボルトを外して刃を分けた。電動ルーターに回転砥石を付けて砥いだ。剪定鋏の刃は湾曲しているので砥石は使い難いからだ。明らかに刃返りが発生したが、鋏は裏刃を砥がないのが原則だ。使っている内に擦れ合って刃返りは削れて無くなるはずだ。刃の表も裏も清掃してから潤滑剤を吹き付けた。組み立て直して刃当たりを調整したら非常に良い感じになった。
30年以上前に購入した鋏だが問題無く使えている。刃物は手入れをしながら使うものだ。