自重に耐えられなくなる限界 | muaiのブログ

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高校生時代に購入した「続物理の散歩道」という本を読み直している。ロゲルギストという物理学者グループが執筆した本だ。本格的な物理学の本というよりエッセイに近いが、数式はしっかり記述している。

 

丸ビル(現在の丸ビルではなく、建て替え前の丸ビル)大の豆腐を作れるか、という章があった。豆腐の自重で崩壊してしまうので、一辺が1mの立方体の豆腐も無理だ。

 

同じ文脈で、深海に鋼索を下せる長さの限度についても論じていた。概ね10,000mが限度だそうだ。鋼索の自重に耐えられなくなって上部で破断してしまう。10,000mを超える深さの海溝は存在するし、実際に潜航した深海調査艇もあった。こういう深海調査艇が浮上できなくなったら、通常の鋼索を使ってのサルベージは不可能ということになる。